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法学部の授業紹介'18(10)竹内ゼミ―竹内健互 准教授

2019/04/22授業風景

法学部准教授 竹内健互

 竹内ゼミでは、学生たちがいくつかのグループに分かれて、「犯罪」と「刑罰」に関する問題の中からテーマを1つ選んで報告を行っています。犯罪や刑罰、要するに「刑法」という法律は、「みんな」に関わる問題です。

 最近では、これまで処罰されていなかった身近な行為がこれから処罰されるようになるということも珍しくなくなりました。そんな状況で、「自分だけは関係ない」なんてことはありません。毎回、ゼミで議論されるテーマについては、話し手も聞き手も「みんな」で一緒に「自分ゴト」の問題として考える必要があるのです。

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 だからこそ、実際の刑事事件を取り上げて行う判例研究では、裁判所が出した結論に対してゼミ生から賛否両論、様々な意見が飛び交い、しばしば議論が白熱します。「もし被害者だったら」、「もし被告人だったら」、「もし検察官だったら」、「もし弁護人だったら」、「もし裁判官だったら」など、どの当事者の立場を自分に引き寄せて考えるかによって自ずと意見も異なってくるでしょう。

 できるだけ多くの人の共感や納得を得るためには、立場や価値観の違いを踏まえた説得力が欠かせません。そのためには、このような「もし」を使いこなす力も必要となってきます。こうして「刑法」の問題に対して「みんな」で知恵を出し合う中で、互いに「学び合う」という姿勢が自然と育まれているのが、このゼミの特徴です。

 さて、ゼミでの活動は、必ずしも大学内だけにはとどまりません。毎年、夏休みに実施しているゼミ合宿では、学生たちが行先や日程等を計画立案しますが、ゼミ合宿を通じて学年間の垣根を越えて親睦を深めることができます。

 また、実際の刑事事件は、僕たちの住むリアルな現実世界で起きています。そこで、毎年、学外の刑事施設等の参観も行っています。拘置所や刑務所、少年院等を訪れてその現状や課題を把握したり、刑事博物館に行って刑罰の歴史を学んだりすることで、また違った角度から問題を捉え直す力も身につくことでしょう。

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