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学部・研究科レポート

2017.12.22

2017年度「学部デー」を実施しました(3)―― 都市をみる(ベイエリアとお台場を行く)

法学部教授 熊田俊郎

 1923(大正12)年の関東大震災の痕跡や、幕末に黒船に備えたお台場といった歴史の舞台を訪ね、隅田川下りを通して普段見ることの少ない水辺から見た東京の風景を知ってもらうというコースです。

法学部法律学科1年 井上優大

長野県小海高等学校

 私は、都市をみる(ベイエリアとお台場を行く)に参加しました。九州の田舎の出身なので、東京の都会を経験するのもいいなと思ったからです。両国、お台場には初めて足を運びました。両国は若者の行くようなところではないというイメージがありましたが、十分に楽しめ、歴史を学ぶことができました。
 まず旧安田庭園を見て回りました。これは江戸時代に笠間藩本庄家の下屋敷としてつくられた汐入回遊式庭園です。紅葉した木々と、それを映す池があり、なかなか見られる景色ではありません。
 次に東京都立横網町公園に行きました。そこには東京都慰霊堂があり、お参りした後に管理人の方から、貴重な話を聞くことができました。両国駅北側一帯は、1923年の関東大震災の際にここだけで3万8千人の人々が亡くなった最悪の被災地だそうです。関東大震災の死者・行方不明者は10万人程とされていて、ここだけでその4割を占めています。この地震で亡くなられた5万8千人の遺骨を納めるためにこの慰霊堂が建てられました。さらに太平洋戦争時の東京大空襲の犠牲者10万5千人の遺骨も併せ、今では16万3千体の遺骨が安置されているとのことでした。
 明暦の大火の犠牲者を慰霊する回向院を希望者だけで見学し、水上バスで川下りをしました。両国からいったん浅草まで遡上し、そこからお台場海浜公園まで隅田川を下るというルートでした。終点に着くまでに12本もの橋をくぐりました。最も記憶に残ったのは、最後にくぐったレインボーブリッジでした。形も美しく、なんといってもその大きさに驚かされました。最後に幕末に造られた第3台場まで行き解散しました。台場公園から見る景色はなかなかのものでした。
 普段は交流のない引率の先生ともコミュニケーションが取れ、東京の歴史、景色をしっかり頭に焼き付けることができ、良い学部デーでした。

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