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講義クローズアップ '15(2)――地域社会論(熊田俊郎教授)――

2015/06/01その他
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≪熊田俊郎教授≫

 地域社会論は都市を中心に農山漁村を含む地域について、理論的側面を講義する科目です。応用面を扱う地域政策論と対をなします。今日地球上の人口は約70億人ですが、その約半分、日本など先進国に限ると約80%の人が都市に暮らしています。100年前の地球人口は約16億人、都市人口は約13%にすぎませんでした。

 それでは都市とは何かというと、答えは簡単ではありません。「神は自然をつくり、人間は都市をつくった」と古くから言われてきました。歴史を踏まえて都市とは何か、現代の都市をどうとらえるのかをまず考えます。

 さらに都市をめぐる研究を紹介します。その一つが世界都市論です。東京、ニューヨーク、ロンドンのような都市は、グローバリゼーションの中で多国籍企業の本部や国際機関が集中し、世界経済をコントロールするようになるという考えです。グローバリゼーションとは、地球が一つとなり国という枠組みが重要でなくなる現象のことです。

 世界都市での暮らしは、高技能・高所得職種と低技能・低所得職種に二極化すると言われています。さらに東京に一極集中する一方で、工場が海外移転して空洞化することもその一つの表れです。そこから都市の課題も見えてきます。





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