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講義クローズアップ'15(15)――歴史学(井上久士教授)――

2015/09/08その他
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≪井上久士教授≫

 世界の歴史を見ると、さまざまな民族や国家が興亡をくり返してきました。2300年以上前にマケドニアのアレクサンドロス大王は、ヨーロッパからインドの一部まで含む大帝国を作りましたし、800年前にはモンゴルのチンギス・ハンがユーラシア大陸に大帝国を作りあげました。500年前、スペインとポルトガルは、二国で世界を二分する勢いでした。

 その後19世紀はイギリス、20世紀はアメリカが大きな国力をもつようになりました。

 歴史を勉強するとわかりますが、どのような大国の繁栄も永遠ではありませんでした。国家や民族というものさえいろいろと変わってきて現在に至っているのです。歴史を学ぶとは、つまるところ現在の世界も永久不変ではない、常に変わっていくものだということを具体的に知ることです。

 私の歴史学の授業は、中国の近現代史を勉強します。なんだか難しそうに思うかもしれませんが、中国も常に変化しつつあります。その変化の様子を学ぶことは、実はとてもおもしろいことです。

 200年前、世界のGDPのトップは当時清(しん)と言っていた中国です。世界のGDPの三割近くを占めていました。二位はインドでした。それが帝国主義時代に、欧米と逆転してしまったのです。では21世紀はどうなるでしょうか。

 そうした未来を考える歴史学をめざしたいと考えています。





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