法学部 法学部からのお知らせ

2014年度「学部デー」を実施しました(4)―― さいたま地方検察庁見学

2015/01/07 学部行事

法学部教授 北原 仁

 当日は、あいにく朝から雨の寒い天気でした。10時集合の後、別室に移動し、検察庁の仕事についてビデオを見ました。その後、女性の検察官の方による仕事の内容について説明を受けた後、質疑応答になりました。学生たちから、検察官として仕事の困難な点ややりがい、外国人犯罪などについて質問があり、母親としての経験も交えながら検察官の体験に基づいて分かりやすく説明をしていただきました。
 午後は、さいたま地方裁判所で、交通事故の刑事事件を傍聴しました。決して大きく報道されるような事件ではありませんが、逆に、身近に起こりうる事件として、学生たちも印象深く受け止めていました。
 以下、参加学生のレポートをご紹介します。

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「午前中は、さいたま地方検察庁に行きました。そこで、検察官の方からビデオ映像を交えて、検察庁の役割や検察官の仕事内容について詳しい説明を受けました。

 検察官の主な仕事は、刑事事件について捜査を行い、被疑者を起訴するかどうかを決め、起訴した事件を公判で立証して裁判所に適正な裁判を求めることです。また、検察庁には、検察官以外に、検察事務官という人たちもいます。検察事務官は、検察官の指揮を受け、犯罪の捜査、逮捕状による逮捕、罰金の徴収などの事務を行うのが主な仕事です。それ以外にも、証拠品を所有者の財産として保護し、その保管・処分の事務を行う証拠品担当や、訴訟記録を保管・管理の事務を行う記録担当、裁判の把握や自由刑の執行に関する事務を行う特別執行担当など、さまざまな仕事があることも学びました。

 午後は、さいたま地方裁判所で交通事故関係の刑事裁判を傍聴しました。今回、間近で裁判を傍聴して最も印象に残ったのは、裁判がとても厳粛なムードの中で行われているということです。刑事裁判は、被告人が罪を犯したかどうかを決する空間ですから、法廷内で発せられる言葉の一つひとつがとても重みがあるように感じました。

 また、刑事裁判は、必ずしも凶悪事件に関わるものばかりではありません。被告人と聞くと極悪人のようなイメージを抱きがちですが、交通事故で他人の命を奪ったり、怪我を負わせたりすれば、ごく普通の人であっても被告人になる可能性は十分にあるのです。

 今回の学部デーでは、検察庁や刑事裁判について、自分の目と耳で一つひとつ確かめながら学ぶことができました。今後、この貴重な経験を活かし、さまざまな法律を積極的に学んでいきたいと思います。」

法学部法律学科1年 田中佑佳

埼玉県私立東京成徳大学深谷高等学校出身

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