現代文化学部准教授　小林 奈穂美

世界遺産検定は2006年から行われている民間資格です。世界遺産の価値を学習することは｢自然と人間の共生｣を学ぶことに繋がります。また、世界遺産は各地の文化、歴史、地理、自然環境を学ぶことになり、さらには、時事問題にも明るくなりますので、就活の一助にもなる検定です。卒業生には、1級、2級、3級合格者がいますが、就活の面接で話題になったと聞いています。特に最近の観光業界では、業界人の常識として注目され、社員教育にも取り入れられています。資格は4級から最上級のマイスターに分かれています。



7月2日（土）、学内にて世界遺産検定を行いました。本学で団体受験を始めてから11年目の検定実施となりました。
今回は42名（うち現代文化学部生2名）が3級・2級検定に挑戦しました。学年は2年次生31名、3年次生8名、4年次3名です。2級・3級は100点満点で60点以上が認定となります。学生の大半は、わたくしが担当している世界遺産論という教養発展科目を履修している学生でした。

今回は、2年次生が7割以上と大変多いことが特徴です。7月4日月曜日には解答が発表されましたので、自己採点をして、合格したとのメールをくれた学生もいます。正式には8月下旬に、合否通知が各自に届きます。
多くの学生が合格し、12月に行なわれる団体受験でさらにひとつ上の級に挑戦してくれることを期待しています。
なお、今年度も同窓会より、「各種検定試験受験料補助費」として、受験料の一部を支援していただいており、感謝しております。