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現代文化学部教員インタビュー(20)大森 一伸 教授編

2021/10/22教員インタビュー

このシリーズでは、昨年度(2020)より駿河台大学に新設されましたスポーツ科学部に所属する教員に話を伺い、お伝えしていきます。
当シリーズの本年度インタビュアーはスポーツ科学部准教授の信太 直己です。よろしくお願いします。

今回は、教授の大森一伸先生に質問をしました。

20211022_01.png大森先生の講演風景

主な担当科目を教えてください。

「スポーツ科学入門A」「トレーニングサイエンス」「専門実技(サッカー)」「スポーツ生理学」です。

「スポーツ科学入門A」と「トレーニングサイエンス」は1年の必修の授業ですから、スポーツ科学部1年生は全員先生の授業を受けることになりますね。

専門領域もしくは、今最も関心を持っている研究について教えてください。

専門領域は、スポーツ科学の中の「トレーニング科学」「運動生理学」です。
なかでも、運動中のエネルギー供給についてずっと関心があります。
一般的には「無酸素運動」とか「有酸素運動」などとよく使われますが、それが意味するところは、筋肉を動かすためのエネルギー(ATP)が、どのようなルートで作られて筋肉に供給されているかということです。
また、運動中に筋肉でATPを作る過程で「乳酸」が作られます。そしてその一部は血液に出てくるので「血中乳酸濃度」として測ることができます。
この「血中乳酸濃度」から、運動中のエネルギー供給について、いろいろなことを推測することができます。このことにも興味を持っています。

「乳酸」「血中乳酸」はスポーツをしていると耳にすることが多い用語ですね。
「血中乳酸濃度」から推察できることとしてどのようなことがあるのでしょうか。代用的な例を教えてもらえるでしょうか?

運動後に血中乳酸濃度を測ると、その値によって運動中に筋肉のなかでエネルギー源である糖(グリコーゲンやグルコース)がどの程度、使われていたのかが相対的に推測できます。

20211022_02.png運動後の血中乳酸濃度測定

今の専門に進んだきっかけを教えてください。

漠然とですが、スポーツのことが学べる大学に進学しました。
そこで、スポーツ科学のいろいろな授業を受けているうちに、これが面白そうだと感じて、「運動生理学」を専門とする先生のゼミを選びました。

もともとはスポーツ全般に興味があり、その中から特に興味を持てることを見つけたということですね。

ゼミではどのような活動を行っていますか?

スポーツ科学の研究成果をより深く学ぶために、まず、自分のパフォーマンスを向上させるのに役に立つ、スポーツ科学の情報を検索してまとめて発表しています。 ゼミ生みんなで一つのテーマを決めてゼミ実験のようなことを行っています。これらの経験を生かして、4年生では卒論に取り組んでいます。

発表と実験が多いのですね。最近行った実験はどのようなものですか?

最近は、感染予防に配慮してゼミ実験は行えていませんが、 今後、「低酸素環境」と「乳酸」などをキーワードにゼミ生と相談して決める予定です。

20211022_03.png低酸素室でのゼミ実験

先生はどのような大学生でしたか?

「はい、生意気でした。」
サッカー部に所属していて、それが学生生活の中心でした。でも授業にはほとんど出席していました。勉強が好きだったというわけでもなく、優等生でも優秀でもなんでもなかったのですが、へんに生真面目なところがあって、さぼるのがいやだったからです。

部活と勉強を両立していたわけですね。好きではない事柄についてもさぼらないということは大切ですよね。

学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

自分次第で、どのようにでもなれるのは大学生のときだけだと思います。
うらやましいです。


大森先生ありがとうございました。



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