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学部・研究科レポート

2020.12.10

現代文化学部教員インタビュー(16)田中輝海講師 編

このシリーズでは、本年度(2020)より駿河台大学に新設されましたスポーツ科学部の担当教員に話を伺い、お伝えしていきます。当シリーズの本年度インタビュアーはスポーツ科学部准教授の信太直己です。よろしくお願いします。

第3回目の今回は、専任講師の田中輝海先生に質問をしました。




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田中講師

主な担当科目を教えてください。

スポーツ心理学、競技スポーツの実践演習II、健康・スポーツ実習I・II、健康・スポーツ演習Ⅰ・II、プレゼミナールⅠ~IV、ゼミナールI~IVです。


信太:先生は、今年度から当学部にいらしたのですよね。これからの先生の授業が楽しみです。


専門領域もしくは、今最も関心を持っている研究について教えてください。

専門はスポーツ心理学です。燃え尽き症候群(バーンアウト)の簡便な診断方法の確立を目指し研究しています。


燃え尽き症候群は学生にも起こりうる症状ですね。具体的にはどのように診断するのでしょうか?

スポーツカウンセラー等の専門家により、バーンアウト症状の重篤化の程度を測定する【心理尺度】とバーンアウトに至るまでの【競技状況の変遷】の2方面から、診断されています。症状の程度も発症過程も選手により異なる為、診断が非常に困難な疾病の一つだと考えています。


今の専門に進んだきっかけを教えてください。

高校時代、勝利至上主義の運動部活動に心も体も疲れ切ってしまい退部しました。この辛い経験から、私のような選手を一人でも減らせたらと思い、バーンアウトに興味をもちました。


信太:ご自身の経験から興味をもって専門的に学んだわけですね。


ゼミではどのような活動を行っていますか?

運動・スポーツ活動が心に影響を及ぼすように、心も運動・スポーツ活動に影響を及ぼします。その中で、学生自身が興味・関心をもつ事象を心理学的側面から理解・解明するために、文献研究や心理実験、質問紙調査を行っています。


心理実験とは面白そうですね。どのような実験ですか?

工夫次第でいろいろできます。本学には全身反応測定器がありますので、例えば、ニュートラルな感情状態、ポジティブ感情が優位な状態およびネガティブ感情が優位な状態での全身反応時間の比較し、感情の機能を検討できます。他にも動体視力測定器や認知機能測定器などがあり、そこでの性差やスポーツ種目差、競技レベル差などに着目して検討することもできます。


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ゼミでの全身反応測定(写真左)  動体視力の測定(写真右)

先生はどのような大学生でしたか?

今しかできないことをトコトン楽しむことを心掛けていました。例えば、47都道府県を時には友人と、時には一人で旅をしていました。その頃の名残で、今でも旅先でご当地キティちゃんのハンドタオルを買ってしまいます。


信太:全都道府県全てを旅したわけですね。とても活動的な学生時代だったのですね。


学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

大学生としての4年間で何をして来たのか。その内容次第で今後の人生は大きく変わると思います。学問を修めるだけではなく、部活動やサークル活動、アルバイトやボランティアなどの社会活動、趣味に時間を費やしたり、特技を身に着けたりと様々な経験を積んでください。きっと人生の糧になります。悔いのない4年間にしてください。

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