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学部・研究科レポート

2019.02.12

都市探訪「原宿で見る現代文化と伝統文化」

現代文化学部 佐竹由帆 准教授

 2018年度の「都市探訪」の第2回目の学外授業が5月19日(土)に行われました。テーマは「原宿で見る現代文化と伝統文化」です。
 原宿駅表参道口改札前に集合し、まず皆で明治神宮へ。神社の成り立ち、鳥居の由来や大御心(明治神宮独自の和歌のおみくじ)について学びながらワークシートに取り組みました。実際に大御心を購入した学生もいました。
 その後竹下通りへ移動し、事前に調べた場所を各自リサーチしました。よく売られている服やデザートの傾向から客層を分析したり、キャラクターグッズや外国人観光客向けのお土産に着目したり、実際に体験しながら様々な角度から原宿の魅力について考察しました。
 今回の課題である「原宿という街の魅力について」の学生のレポートを、一部ご紹介いたします。


現代文化学部3年 キム・ヒョンギュ

 私は、今回の都市探訪の課題である、原宿という街の魅力について、日本のファッションというテーマで、アプローチしようと思う。(中略)
 Hareは、東京で始まった、ストリートスタイルをベースに、モードやアートなど様々な試みをしてるブランドである。このブランドは、日本人からみると、非常に着やすく、着まわしがよく、何より手頃な値段で買えるという特徴がある。
 しかし、私は別の特徴に注目した。それは、既存の洋服の定義を変えるような実験的なスタイルである。日本は、祭りになると、浴衣や着物を着る若者を見かけることができる。それは、日本の固有の文化である。しかし、浴衣をコートにミックスする、または、甚平のようなジャケットなど、これは今まであったのだろうかと、真剣に思った。過去、パリコレクション展などの世界的ファッションなどでは、そのような実験的なランウェイが行われたというが、このように、一つの文化を、ファッションに融合し、それが、大衆に受け入れられるというのは、今まであったのだろうかと思った。
 これは、ファッションというものに対し、変化を恐れず、挑戦しつつも、自分の文化を愛している日本人であるからこそできたことに違いないと思った。

現代文化学部3年 斎藤 廉

 私は個人課題でどんな人種や年代の方がいたのかという課題を選んだ。(中略)
 人種は、日本人は6割、外国人が4割ほどを占めていた。外国人は特にアジア系の観光客が多く、だいたいの人が買い物袋を持っていた。そして、ファミリーが多くおり、ベビーカーを押している人もいた。

インタビュー

原宿駅周辺にボランティア翻訳の人がいて、その人に頼んで外国人観光客の通訳をして貰った。外国人観光客の出身はイギリスで家族連れの3人での観光。(中略)
Q. どこへ行ったのか
A. 浅草、渋谷、原宿、スカイツリー。原宿は明治神宮に行って、わたあめを食べ、カラフルなサンドイッチを食べた。
Q. どこが一番良かったか
A. 原宿。多くの物があって、ショッピングと美味しいものめぐりをして、とても楽しい。
Q. 日本の印象は
A. とても良いところでご飯が美味しく、故郷にはない素晴らしいものがたくさんある。でも人が多く、道が狭い。(中略)

 原宿には様々な人がいて、目的は違えど原宿を満喫し充実させていた。外国人観光客の満足度は高く、とても楽しんでいた。そして日本の文化は世界レベルだと分かった。

現代文化学部3年 原口 里菜

 今回原宿で都市探訪を行うにあたり私は『インスタ』をテーマに調べていくことにした。今では若者の多くがたくさんの写真を投稿しているInstagram(インスタグラム)。Instagramに投稿した写真や動画が際だって鮮やかに見えること、またそれに向いている被写体、素材であることを「インスタ映え」という。原宿はインスタ映えするものや場所が多くあることで有名なため、そこに着目してみた。
 まずはじめによく写真を撮っていたスポットへ行ってみた。以前は「 + = ♡」という装飾がされており、+を挟んで写真を撮るという仕組みだったが今回行ってみたところ変わっていた。いつでもこの装飾がされているわけではなく、時間や日にちによってはない日もあるので毎回見ることができるわけではない。なんのお店なのかは把握せずにいたのでせっかくの機会なので調べてみたところ、セント・ヴァレンタイン教会という教会だった。
 もう一つはインスタ映えスイーツとしてとても有名なお店、「ロールアイスクリームファクトリー」というお店だ。とても並ぶことでも有名なので別日に友達と行ったところ1時間半並ぶほどに人気なお店だった。ニューヨークスタイルな店内がかわいく女性が多く訪れているのも納得だった。
 原宿だけでも数えきれないほど多くのインスタ映えスポットがあるが、日本だけではなく世界中で多くのインスタ映えスポットがあるので見るだけでなく自分自身で足を運んで撮ってみるのもいいなと感じた。また、同じものや景色でも写真の撮り方によって魅力の伝わり方に大きく差がでると感じた。

20190212gendai_01.jpg明治神宮にて。花嫁行列を見かけました。

20190212gendai_02.jpg原宿セント・ヴァレンタイン教会の壁

20190212gendai_03.jpg竹下通りのインスタ映えスイーツ

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