お知らせ

学部DAY実施報告その2

2019/01/07学部行事

多様化する社会で活躍するために欠かせない能力とは−多様性の理解と実践−

現代文化学部 油井 恵教授

 3年次生対象のプログラムは、間もなく本格化する就職活動に備え、多様化する社会で活躍するために欠かせない能力について考えるワークショップでした。講師にお招きした宮田祐子氏、市原大輝氏、濱野裕貴子氏は、若年者層のキャリア形成支援ならびに大学・行政・企業・地域におけるダイバーシティ推進に携わっておられます。当日は、3年次生145名が参加し、午前中は全体をゼミごとに3つのクラスに分けたワークショップ、午後は卒業生を迎えてパネルディスカッションを行いました。

 昨今は企業が、「ダイバーシティ」を福祉の観点からでなく、経営戦略として重視し始めています。これまでの時代と異なり、国籍・性別(LGBTを含む)・ライフスタイル・働き方などがバラバラな多様な人々とともに働きながら、違うことに価値を見出し、価値を創造していく成熟した社会を志向する時代が来ているのです。このような時代において働くとき、「多様性を理解する能力」が社会人には求められます。

 グループワークでは、就職活動中の学生に向けた「動物メガネ」という動物の特性が手に入るメガネの販売促進チームとして、商品のチラシやCMを制作しました。どんどん作業を進めていくグループもあれば、なかなか先に進まず、途方にくれた様子のグループも見受けられました。時間が経つにつれ、特徴のあるメガネについてチラシが出来上がり、それを30秒でみんなにアピールしました。様々な人が集まれば、それぞれ得意なことが違い、それぞれがその特性を生かしてチームで仕事をするということをその過程で学びました。

 後半は、全クラスが一堂に会し、それぞれのクラスで選ばれたCMを作ったチームが最後のアピールを行いました。選抜されたプレゼンテーションはさすがに一味違います!

 最後に、2013年卒業の高寺翔太さんをお迎えして、卒業後社会の一員としてどのような方々と一緒に働いてきたか、お話を伺いました。外国人、学生、主婦、高齢者、知的障碍者など、様々な方々と職場で働いてきたそうです。近年の人手不足に備えるという意味合いもありましたが、従来の雇用傾向と異なった方々を雇用することがモノの見方とは違った見方のできる人を集めることとなり、それが多様なお客様に寄り添うことができる方々を雇用することにつながったため、業務にもよい影響を与えることができたそうです。

 自分と違う個性・ライフスタイル・事情を抱えている人と働くことに戸惑いも感じたけれども、多様性のある職場で働くために必要だと思うことは、自分の視点からのみ物事を判断して怒ったりせず、みんなの話を聞くことでした。それにより、職場自体がお互いを大事にするように変わっていった、と言います。そうすることで、職場の定着率もよくなり、職場自体も上手く回るようになり、業務にプラスの影響があったとのことでした。熱心に話を聞いていた学生たちからも質問がなされ、後半も盛況のうちに終わりました。

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 以下、参加した学生から寄せられた感想です。

  • グループワークではコミュニケーションの大切さを学びました。
  • 他人を理解し自分の力をどう活かすかについて学ぶことができました。
  • 自分と違う人、障碍を持っている人、持っていない人、様々な人がいるため、その多様性を理解していくことが大切だと思った。
  • 意見を自ら発信していくこと、相手の意見も受け入れながら、それらをどうミックスしてより良いものを少ない時間で作り出せるかが大事だと思いました。
  • 自分が持つ見方で行動や考えを出すだけでなく、多種多様にある別の視点も知り受け入れることが大事で、社会で必要になる能力だと理解しました。
  • 他の人の考えを理解していくと自分の思いつかないアイディアも出てきて、他の人の考えを受け入れることは大切だと思いました。
  • ちゃんと自分から行動して、自分の考えを広げるためにも、たくさんの人と話せるようにしたいと思いました。
  • グループワークを通じて、時間内に終わらせる大切さを再確認できました。
  • 卒業生の先輩は、第一印象がとても大事と言っていたので、面接や説明会のときは、明るく良い表情をしたいと思う。


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