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学部・研究科レポート

2019.03.18

第4回都市探訪「近代国家:東京」

現代文化学部 ジョエル・マシューズ講師

 2018年度「都市探訪」の第4回の学外授業が昨年の9月29日(土)に実施されました。今回は「近代国家:東京」というテーマで、両国にある江戸・東京博物館を訪問してきました。今回は、江戸・東京という大都市において、明治時代から始まった近代化が、どのように影響を及ぼしてきたかを中心に学んできました。

 日本の近代化という歴史的背景について勉強してきました。「近代化」という言葉はよく耳にするかもしれませんが、日本社会は実際にどのように変化と遂げたのかについて考えてきました。「近代化」というプロセスには、さまざまな変化が見られました。例えば、(1)経済は農業中心の社会から工業中心の社会へ移り変わるという産業化を成し遂げ、(2)政治は選挙という制度を導入し、民主化していき、(3)あらゆる社会的領域(男女、民族、階級)において、「自由・平等」が確立された社会を目指していき、(4)文化において、科学または科学的技術の制度化が進み、迷信・呪術・因習などの非合理的な文化要素を排除する社会が実現されていきました。

 今回の「都市探訪」では、江戸・東京博物館にある「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」のあらゆる展示物を観察し、日本の近代化を体験し、考察することができました。

 今回の都市探訪について、学生のレポートを紹介します。


現代文化学部2年 上田帆波

 振売りについて解説したい。写真のように木の棒の両端に紐をつけて籠に食品などを売る人たちを振り売りと呼ぶ。当時多くの食品が鑑札を必要としなかったため、気軽に始められる仕事の一つであった。様々な物が売られており、中には惣菜を売っている振売りもいた。
 江戸東京博物館で、実際に振売りが担いでいた物の展示がされていた。実際に持つことができるので持ってみると、重すぎて持つことができなかった。本に載っていた写真では男性が片手で軽々と持っていたため、ここまで重いとは考えてもいなかった。江戸の人は筋肉質の人が多かったのかもしれないと感じた。

20190318gendai_01.jpg江戸東京博物館より、振売りの展示

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