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学部・研究科レポート

2019.08.22

授業の一風景 -プレゼミナールIII・IV-

現代文化学部准教授 小林奈穂美

 6月16日(日)に旧街道「品川宿から川崎宿ウォーク」を実施しました。2年次生対象に行った学外授業で、男子8名、女子7名が参加しました。
 今回の目的は「江戸時代に定着した庶民の旅を体感する」ということで、「大田・品川まちめぐりガイドの会」の6名のみなさんにガイディングをお願いしました。2組に分かれ、昼食を挟んで約6時間、12キロの道のりです。

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 旧街道はほぼ現存しており歩くことができますが、橋は架け替えられ、本陣や茶屋などの宿はほとんど残っていません。でも随所にその名残があり、地元を愛するガイドさんに解説してもらいながら、学生たちは熱心にメモや写真を撮っていました。
 お天気に恵まれ、心地よい風も吹いていたため、途中でリタイヤする学生もなく、全員最終目的地の「かわさき宿交流館」までたどり着きました。大田・品川まちめぐりガイドの会のみなさま、大変お世話になりました。

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 学生たちは、現代の旅と江戸時代の旅の違いとお薦めスポットについてレポートするという課題に取り組みました。その一部を紹介します。


現代文化学部2年 高野崚

 実際に品川宿から川崎宿まで歩いてみて、当時の人々の苦労と体力の凄さを感じた。12キロもの距離を約6時間かけて歩いたが、現代では、交通機関の発達により品川~川崎間を約10分で行くことが可能である。移動は確かに楽になった。しかし、歩くことによって知らない場所を知ることができた。このことから、江戸時代の人々の旅は移動しているときこそが楽しみであるように感じた。

現代文化学部2年 高野千明

 私のおすすめの場所は、最後に訪れた「かわさき交流館」だ。かわさき交流館は、東海道川崎宿の歴史や文化を学び、それを後世に伝えていくための施設である。二階には現代と江戸時代の旅を比較できる展示や、映像で六郷の渡しを簡単に見るみことができる「ものがたりBOX」などがあった。その中でも私がおすすめするのは、記念撮影スポットだ。そこは、江戸時代の旅人の衣裳を着て、浮世絵を背景に写真を撮ることができる。私は、江戸時代の旅人の男性の衣裳を着た。笠や髷のカツラや女性もののカツラもかぶることが出来る。かわさき交流館を訪れて写真撮影するとよい思い出をつくることができると思う。

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