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フィールドトリップⅠ「フェンスの向こうは-日本の中の外国-」

2018/06/27授業風景

現代文化学部 天野宏司教授

 5月12日(土)、大学脇を通っている八高線の駅、東福生に集合し、横田基地周辺を巡検しました。横田基地は多摩陸軍飛行場として建設された後、アメリカ軍に接収されました。地元の商店の人の話を聞くと「英語が出来なければ商売が出来なかった」というほど、街はアメリカ人であふれかえっていたそうです。現在でも多くのアメリカ人が居住し、「日常的にアメリカを感じられる」場所が大学のすぐそばにあります。実は横田基地には、数年前から航空自衛隊も同居をしています。参加記の写真の中に、そのことを示すものがありますが分かるでしょうか?


現代文化学部 猪俣隼人

 第2回目のフィールドトリップでは、福生市の横田基地とその周辺のことについて学びました。横田基地は、昔は基地の中に日本人が入ることもできましたが、2001年9月11日に起きた「アメリカ同時多発テロ」によって警備が厳しくなりアメリカ人以外はほぼ立ち入り禁止になってしまいました。それにより元々開いていた5番ゲートは、今使われておらず2番ゲートのみが使われています。その他にもゲートの先には、自爆テロを防ぐ為に、トラックなどのテロに使われそうな大型車が直進できないように、障害物がいくつか置かれおり、他にもタイヤをパンクさせるためのスパイクが埋め込まれています。

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 横田基地周辺には、「ハウス」と呼ばれる建物があります。なぜ、「ハウス」が建てられたかと言うと、昔は軍に男性が多かったため、性犯罪や売春などの行為が行われていました。それらを防止するために基地周辺に家族と一緒に住むことができる「ハウス」が建てられたのです。ただ今は、「ハウス」で住んでいるアメリカ人は減少し、空き家も増えてきています。軍人・軍属が夜な夜な出かけていたスナックなどが集まった場所があり、昔は子供たちがあまり通らない方がいいといわれており本当に危険だったみたいです。

 横田基地の前には、国道16号線が通っています。そこには、アメリカのような通りになっておりお店もアメリカ風な外見になっています。さらに、一部ではドルを使うことができるので基地の住民が、もらった給料を両替すること無くドルで支払えるアメリカ人にも優しいお店もあります。

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 横田基地では、年に一度日米友好祭が行われているので行ってみて自分の目で確かめるのもいいかもしれません。

 今回のフィールドトリップを行って感じたことは、日本では見たことのない風景が広がっていました。今まで横田基地や周辺のことをあまり知りませんでしたが、ハウスがどのような理由で建てられたか知ることができました。他にも横田基地に航空燃料を積んだタンク車、通称「米タン」を運ぶための路線が横浜まで繋がっていることや、車のナンバープレートにアルファベットのAやYが付いているということも初めて知ることができたので、とてもいい経験をすることができました。



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