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学部・研究科レポート

2018.10.10

フィールドトリップII実施報告~東京ジャーミイ・トルコ文化センターを探訪~

現代文化学部 村上 大輔 准教授

 今回のトリップの行き先は、代々木上原にある「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」。名前だけからはよく分からないが、ここは日本における最大規模のイスラム寺院(モスク)であり、トルコなど様々な国々のイスラム教徒、そして日本人も礼拝にやってくる。国や民族をこえてイスラム教徒にとって<聖なる場所>となっているのである。このモスクでは毎週日曜日、一般向けにイスラムの話をしてくれる法話があり、今回は学生を連れてイスラム体験(というより「異文化体験」)に行ってきた。

 着いてみると我々だけではなく、100人近くもの一般人が来訪していた。そのほとんどが30代~50代の女性であり、日本の女性たちの好奇心の高さがうかがえる。うちの学生たちも彼女たちに交じりながら、話を聞くことになった。

 ところで、私の授業では「宗教」について話すことが多い。日本で普通に生活していると「宗教」に触れる機会はほとんどないのだが、外国では宗教というものが人々の生活の中心、価値観の中心となっている場合が少なくない。海外に行ったことのある人は、多かれ少なかれ誰でも肌身で感じることであろう。

 訪日外国人観光客が急速に増えている中、イスラムの方々も多くなってきている。彼らの大事にしているものを少しでも知ってもらいたいと思い、今回はモスク見学であった。さてさて、学生たちはどんな感想を抱いたでしょうか。

20180912東京ジャーミィ・トルコ文化センターを探訪01.pngモスクの概観

20180912東京ジャーミィ・トルコ文化センターを探訪02.jpg熱心に話を聴く一般の参加者たち。モスクのなかでは女性はスカーフで頭髪を覆わなければならない。

20180912東京ジャーミィ・トルコ文化センターを探訪03.jpg美しいモスク内部

 私は今回イスラム教のことや東京ジャーミイ・トルコ文化センターのことを知らないまま行ったが、実際にイスラム教を信仰する方が礼拝しているのを見ることができたのはとても貴重な経験になったと思う。私たちとは違う考え方をした人がいること、礼拝をすることをすごく大事な時間にしていることなど異国体験のようなことができたと感じている。(現代文化学部2年 中村珠子)

 このようなモスクと呼ばれる場所に行ったのは初めてで少し緊張した...メインの礼拝を見学した。もちろん礼拝を見るのも初めてで、お経のような祈りは迫力があり素晴らしかった。子供から大人が1列になって地面に頭をつけ、立ったり座ったりして、神様にお祈りしているところを見て、普段自分が生活しているなかでは無い光景だったので、すごい不思議な感覚だった。(現代文化学部4年 櫻井遥平)

 説明をしてくれた人が最初におっしゃっていたことだが、礼拝をする前とした後の顔の表情が少しだけ違うという。自分は正直、神様は信じていないほうだが、礼拝が終わった後のみなさんの顔を見たら、すっきりしたような、和らげな表情をしていた...今回のトリップは勉強になった、というか、いい経験になった。(現代文化学部3年 中山飛鳥)

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