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学部・研究科レポート

2018.10.19

フィールドトリップI~「羽田空港 工場見学ツアー」実施報告~

現代文化学部 小林奈穂美 准教授

 教室では学べないことを体験的に学ぶ「アウト・キャンパス・スタディ」の一環として、9月6日(木)に1年次対象のフィールドトリップIの第5回目の授業を行いました。
 今回は小林ゼミの3年生10名も参加させてもらいました。
 東京モノレール「新整備場駅」に集合し、徒歩2分でJALM1ビルに到着。1階受付にて、事前申し込み内容に間違いがないか確認し、入館パスをもらい、教室に案内されます。講義が始まる前に少し時間があるので、展示エリアを見学。制服を来ての撮影コーナー、ビジネスクラスの座席展示、パイロットの疑似体験や、グランドハンドリング体験などで楽しみました。

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 30分間の航空教室では、飛行機の飛ぶ仕組みやB777の重量は340トンで、像75頭分に当たること、航空会社の様々な仕事の解説があり、羽田空港の概要では、世界第4位の発着を誇る忙しい空港であることなど、冗談を交えながらの説明はあっという間でした。

 少し休憩したあと、いよいよ約40分の工場見学です。安全のために全員赤いヘルメットを着用し、大きな2つの格納庫で、この日にメンテナンスをしている飛行機の説明を受けました。ドアの数で機種が判別できること、Wi-Fiのアンテナの位置、機内モニターを映し出すカメラの位置と機能、優れた気象レーダーを頭部に掲載していることなどの説明を受け、学生たちはひとつひとつ感心しながら、必死に撮影をしていました。時々、滑走路から離陸する飛行機も間近に見ることができて、その迫力には、驚きながら満足そうな顔をしていました。最後にB787の前で記念撮影をして、無事工場見学は終了となりました。

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 この日は台風一過で天候にも恵まれ、気持ちの良い見学日和となりました。
 以下、学生のレポートをいくつか紹介します。


 格納庫では、4機の飛行機が整備点検されていました。飛行機の整備には全部で4段階あり、飛行機が到着してから次の目的地に出発するまでの間に行う整備から、6~8年毎に1度1ヶ月かけて行われる長期の整備まであるそうです。短期の整備でも多くの場所を整備、点検していることに驚き、飛行機は安心して安全に移動するために、裏で多くのスタッフが常に、点検、整備、誘導などを行い、乗客のために安全面に強くこだわっているのだと考えました。そして、将来私も、相手のことを考える仕事がしたいので、何か通じるものがあると感じました。安全に旅行や移動ができるようにサポ―トしている人たちの存在を忘れずに感謝したいと感じました。(現代文化学部1年 齋藤涼介)

 整備場に行き、実際に飛行機を整備しているところを案内していただきました。整備場にはたくさんの整備士さんたちがいました。ひとつの機体に10人程度ついていて、隅々までチェックしていて、これだけの人数で乗客の命が守られているのなら、安心して飛行機に乗れるなと感じました。整備するためには多くの知識が必要とされる上に、さらにどんどん新しい知識が追加されるとお聴きし、想像を超える大変さだと実感しました。ひとつの大きな課題である機体の安全性に対して、役割を決めて小さなことに多くの気を配り、事故を未然に防ぐ重要さを学びました。このことから私は、小さいことにも細心の注意を払い、ミスをしないように心掛けようと思いました。(現代文化学部1年 吉田凛)

 今回のフィールドトリップで、安全ということがいかに大切なことかを学びました。私は飲食店でアルバイトをしていますが、例え仕事に慣れて内容をすべて記憶したとしても、お客様の安全を考えず疎かにしてしまうのは、絶対にいけないことだと改めて気づかされました。航空整備士や客室乗務員なども同じで、慣れても絶対に気を抜いてはいけない仕事だとわかりました。パイロットや客室乗務員は華やかで、誰もが憧れる仕事だと思いますが、見えない部分では安全に気を付けており、ほかにも大変な苦労をしていると思いました。簡単にできる仕事ではないけれど、そのようなことを含めて、強く憧れを持ちました。(現代文化学部1年 正村杏爾)

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