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学部・研究科レポート

2018.12.26

学部DAY実施報告その1

現代文化学部 佐竹由帆准教授

 11月22日(木)は、全学的に学部DAYという特別授業が実施されました。通常の授業の枠組みではできない学びを学生に経験してもらうために、学部ごとに様々な取り組みを毎年行っています。
 現代文化学部では、「キャリア」をキーワードに、各学年にわかれて実施しました。今回は1年生対象の「金銭基礎教育プログラム」についてご報告いたします。このプログラムはMoneyConnection®認定講師の井上洋市朗先生と、認定特定非営利活動法人 育て上げネットの川田朋実さんにお願いし、186名の1年生が参加しました。

 「金銭基礎教育プログラムMoneyConnection®」は、働いてお金を稼いで使い生活することについてのアクティブ・ラーニング中心の授業です。11万3千人以上もの学生が受講している人気のプログラムです。
 最初に一人暮らしに必要な生活コストを考えるワークを行います。家賃や交際費、税金や保険に必要な金額を予想し、給与20万円の場合を想定してワークシートに記入します。一人暮らしの学生でも保険料や税金の額は知らないことが多く、暮らしにかかるお金の具体的な金額に驚く学生も少なくありませんでした。
 次はカードを使用して働き方と月収から生活スタイルをシミュレーションするワークです。配布されたカードの金額(15万円・30万円・100万円)をフリーター・派遣社員・正社員で稼ぐには1か月どれくらい働けばよいのかを計算し、シートに記入します。すると、フリーターや派遣社員で1か月100万円稼ぐことはできないことに気づいたり、それぞれの働き方で余暇がどのくらいあるかが見えてきます。
 そのあと暮らし方カードを引きます。このカードには年齢・住居・既婚か未婚か、子どもの数が書かれています。その情報と、これまでの働き方とお金の情報を考え合わせ、何を感じたか、その理由を書きます。

 最後に講師の井上先生からご自身の体験を話していただきました。正社員も、派遣社員も、フリーターも経験した上でのお話は大変説得力があり、学生は真剣に聞き入っていました。大きな気づきと学びのある、充実した時間を過ごしたものと思われます。

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 以下、学生のレポートを一部ご紹介いたします。

現代文化学部1年 村田 健太郎

 これから先の生活について、特に働くということの大変さや、お金・時間について詳しく学んだ。(中略)社会に出て生活するということは計画を立てて実行する力、先を見据えて行動する力が主に必要だと考える。なぜなら、計画を立ててお金を消費することで何にあと何円使えるのかが明確になり、抑えるときは抑えようという気になる。(中略)就職活動はまだかもしれないが、必ず通らなければならない門だからこそ、こういった講義を聞いて、自分で将来について積極的に考える必要があるため、これから真剣に考えていこうと思う。

現代文化学部1年 平本 廉

 今を生きるためだけではなく、これから先生きていくためのお金の使い方・計画の仕方が大切であると思った。(中略)全てが自分の思うように進むということは難しいと分かったので、今からでも進路のことをよく考えて理想に近づけたいと思った。

現代文化学部1年 高木 音

 今日の先生のお話を聞いて、やはり今のうちにできる努力をしておかないと、という気持ちがより一層増しました。大学生でいられる、自由な時間がたくさんある今の環境を活かして、自分の将来への投資を誰よりも頑張ろうと思えたので、今日この時間があって良かったです。

現代文化学部1年 山田 瑠奈

 今日の講義で、一人暮らしをした場合にどのくらいの費用がかかり、どのくらい稼いでいないと生活が大変になってしまうのかを知ることができました。将来家庭を持った時に自分の自由時間をどう子どもに使い、夫と良い関係を保てるかが大切になると思いました。ある程度良い生活をするには今の自分をどうするか、無駄な時間を効率よくするかが関わってくると考えました。

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