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第4回都市探訪「近代国家:東京」

2018/01/07授業風景

現代文化学部 マシューズ講師

 2017年度「都市探訪」の第4回の学外授業が9月30日(土)に実施されました。今回は「近代国家:東京」というテーマで、両国にある江戸・東京博物館を訪問してきました。江戸・東京という大都市において、明治時代から始まった近代化が、どのように影響を及ぼしてきたかを中心に学んできました。
 
「近代化」という言葉はよく耳にするかもしれませんが、日本社会は実際にどのように歴史的変化を遂げたのかについて考えてきました。「近代化」とうプロセスには、さまざまな変化が見られます。例えば、①経済は農業中心の社会から工業中心の社会へ移り変わるという産業化を成し遂げ、②政治は選挙という制度を導入し、民主化していき、③あらゆる社会的領域(男女、民族、階級)において、「自由・平等」が確立された社会を目指していき、④文化において、科学または科学的技術の制度化が進み、迷信・呪術・因習などの非合理的な文化要素を排除する社会が実現されてきました。
 
 今回の「都市探訪」では、江戸・東京博物館にある「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」のあらゆる展示物を観察し、日本の近代化を体験し、考察することができました。

 今回の都市探訪について、学生のレポートを紹介します。


 江戸東京博物館、丸の内を歩き私が変化を感じたのは、生活や建物が西洋化していく様子である。木造の建物がレンガ造りになり、服装は着物から洋服へと変わった。今まで学んできた歴史の授業ではあまり江戸から東京への変化をしっかりと見ることはなかったが、今回の授業で実際に江戸、東京を見て生活環境の変化をしっかりと見ることができた。

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写真1 江戸の日本橋

 写真1を見ると、瓦屋根の低い建物で、橋も含めて建物は木造であることがわかる。また、人々は着物を着用しており、男性はちょんまげ頭ばかりだ。道も舗装されていない。写真2を見ると、建物が二階建てのテラス付きで、レンガ造りになっている。人々の身に着けている服は洋服に変わり、帽子や洋傘を使用している様子が見られる。また、道路も歩道や車道ができ、舗装されている。

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写真2 明治時代の銀座

 西洋化に伴い、服装が変わるだけでなく、建物がレンガ造りに変わったのは、木よりレンガの方が燃えないからである。

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写真3 江戸時代の学校

 次に、江戸時代と現代の学校についての変化だ。江戸時代の学校は寺子屋と呼ばれ、人々に読み、書き、そろばんを教えていた。写真3を見ると、教室は和室でみんな畳の上に座って授業を受けている。先に触れた建物の話の戻ってしまうが、建物は木造で部屋は和室だ。時代が変わるにつれて、椅子に座り、黒板を使った授業をするようになり、昭和には給食も始まり、現代の学校のスタイルになっていく。
 
 最後に、江戸から東京へ変わっていったと感じたことは、建物や衣類、生活様式の西洋化である。鎖国が終わり、外国との交易が始まることで海外の文化を取り入れ、変化していく様子を今回の授業で見ることができた。

川﨑 智江 現代文化学部3年

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日本の近代化を象徴する東京駅の前での集合写真です。



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