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学部・研究科レポート

2018.08.06

学部で取り組むキャリア教育その1「マナー講座」を実施しました

現代文化学部准教授 小林奈穂美

 現代文化学部では、4年間のキャリア教育でまず、「マナー」が基本であり継続してこそ身に付くものと位置付けています。今年も5月10日(木)、5月17日(木)ならびに5月31日(木)の3回に分けて、1年次生を対象とした「マナー講座」が行われました。
 今年も講師は、篤志館株式会社の雨間けい子先生にお願いしました。雨間先生はキャリアコンサルタントとして数多くの企業研修を行っているキャリア教育ご専門の先生です。また、インターンシップの受け入れ先企業としてお世話になっており、本学のキャリア育成教育にご理解とご支援をいただいております。
 今回のマナー講座では、まず、3人ずつのグループを作り、「マナーはなぜ必要なのか」というテーマについて話し合い、まとめるというワークから始まりました。話し合いの後、代表者に発表をしてもらいました。

20180803マナー講座01.jpg5月10日代表者の発表の様子

20180803マナー講座02.jpg5月31日代表者の発表の様子

20180803マナー講座03.jpg5月31日のセルフチェックの様子

 次に配布プリントにある7つのマナー項目についてセルフチェックです。自分に厳しい人、甘い人、評価はそれぞれです。続いてあいさつで心がけることを学び、実際にやってみます。3人グループで「好意」と「誠意」が伝わるようにあいさつができているかどうか、他のふたりがチェックします。マルのサインをもらうまで何度も繰り返します。さらにお辞儀の種類と使う場面について学び、これも全員でやってみます。

20180803マナー講座04.jpg

20180803マナー講座05.jpg5月10日綺麗なお辞儀の練習

 次に敬語の練習です。敬語は使い慣れるしかないとのことで、先生が発声する「普段の会話表現」を皆で「先生や職員さんなど目上の方との会話表現」にひとつひとつ換えて発声していきます。
 さらに身だしなみのマナー、立居振舞のマナー、時間のマナー、報連相のマナー、公共のマナーについて学んだあと、大学のよいところを3人で話し合いました。「駿河台大学の学生であることに誇りを持っていますか?」との雨間先生の問いかけに、「まだ、わからない」とつぶやく学生もいましたが、これから4年間で是非、誇りがもてるようになってもらいたいところです。
 そして最後に「今日学んだこと」「学んだことから考えたこと」そして「今後どのような行動に繋げるか」を各自レポートにしてまとめます。学生のレポートの一部を紹介します。

20180803マナー講座06.jpg

 今日、学んだ事は、大きく2つありました。まず1つ目は自己評価と他者評価についてです。自分はマナーが守れていると思っていても、相手・他者がどう捉えているかが一番重要であるということについて確かに、自己満足では意味がないと思いました。2つ目は、メラビアンの法則です。好感度の高いあいさつは7%の言葉づかい、38%の声のトーン、高さ、55%の表情、態度と聞き、今まで表情を明るくはしていなかったと思いました。これからは表情にも気を付けなければならないと感じました。(現代文化学部1年 木村圭汰)

 このマナーについての授業を受ける前まで正直マナーは大丈夫だと思っていたが、受けて為になることばかりだった。言葉のトーンや語尾を上げることで印象が変わるということなどを学んだ。自分は声が低いので特に意識していきたいと思った。部活の大会で印象をよくして「だから駿河台大学は強いのか」や「駿河台大学の人は他の大学の人とは違うな」などと思われたい。(現代文化学部1年 政川尚也)

 今回の話しを聞いてあいさつをした時に表情、態度、言葉、声のトーンによって相手が受け取る印象が違ってくるということを学んだ。例えば表情が暗いと、元気がないのかななどと思われるので表現は大事なことだと思いました。また今後あいさつするときには表情などに注意したいと思います。(現代文化学部1年 半藤瑞生)
 
 私が、今日授業で一番気をつけたいと思ったことは姿勢を正すことです。自分では見えない後ろ姿だからこそ特に気をつけたいと思います。あいさつは言葉そのものだけで伝えるのではなく、表情や態度を意識したいです。意識しなくてもできているとしたら、これが本当のあいさつだと思います。これから先、社会に出るとき、駿河台の名前を汚すことないよう、ルールやマナーを守っていきたいです。身だしなみのマナーに気を付けることが今後習慣になるようにしたいです。(現代文化学部1年 鹿野夏未)

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