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学部・研究科レポート

2018.02.01

卒業研究を終えて(1)

スポーツ文化コース4年 親﨑達朗(吉野貴順ゼミ)

 私は、私が所属している駅伝部の競技力向上に少しでも役立ちたい、そのためにも何か駅伝選手に関する科学的なデータを残せないかという思いから、吉野貴順教授のゼミに入りました。吉野教授のゼミは運動生理学的な観点からスポーツを科学しているゼミです。私の2つ上の先輩が、吉野教授のご指導の下、今後の駅伝部のためになる卒業論文を作成しました。私はその内容を拝見し非常に感銘を受け、それがきっかけとなり私自身も吉野教授のゼミで駅伝部のためになる卒業研究をしたいと思っていました。

 そこで、私は卒業研究において、過去3回の箱根駅伝予選会の競技結果と、それらの前後1か月以内に実施された最大酸素摂取量および乳酸カーブ測定結果との関係性について検討することにしました。被験者は、本学駅伝部に所属し、第92~94回箱根駅伝予選会に出場した選手36名としました。2015年9月~2017年10月までの3年間分の科学的測定データと箱根駅伝予選会における競技結果との関連性を検討した結果、OBLAに相当するランニングスピードと予選会タイムに統計的に有意な相関関係があることが確認でき、今後もこの測定は定期的に継続すべきであると結論付けました。

 今回、卒業研究を作成する上で、様々な測定を実際に行ってきましたが、最初は分からないことばかりで大変でした。しかし、吉野教授や同期の仲間、卒業した先輩などから様々なことを教えてもらい理解すると、やりがいを感じられるようになりました。

 私以外にも同じ駅伝部の仲間が2人、吉野教授のゼミに入り共に駅伝部の選手に関する科学的なデータを測定・収集し卒業研究をまとめました。今回、私たちが行ってきた研究が、今後の駅伝部のために少しでも役に立つのであれば、非常に嬉しく思います。

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