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学部・研究科レポート

2017.09.24

観光研修実施報告(1)

現代文化学部  天野宏司教授

 2017年8月31日(木)~9月5日(火)の日程で、香港特別行政区で観光研修が行われました。今年はこの時期に台風が南にそれることが多く、研修中も台風15号が香港の地に接近するなど天気を見ながらの研修になりました。
 履修者には、香港到着後、公共交通機関の利用の仕方を研修した後、香港歴史博物館で学んでもらいます。
 香港滞在中に履修者には以下の1)~7)のミッションをこなしてもらうことを求めました。どれにあたるかは、到着後くじ引きで決めました。以下、その実施記録をレポートにするよう課題にしましたので、2回に分けて報告します。

ミッション

 1)萬佛寺に行く
 2)瑞記茶楼に行く
 3)打小人をする
 4)ブルース・リー像前で写真を撮る
 5)蓮香楼で飲茶をせよ
 6)香港公園で見本のような写真を撮れ!
 7)香港大学のオリジナルグッズを手に入れろ
 ミッションは、4)以外はどれも「観光地ではない香港」を知るものであろうと内心自負しています。4)は、元々の地が改修中で現在移転をしているので組み込みました。

1)萬佛寺に行く

現代文化学部 桑原 悠輔

 私は8月31日(木)~9月5日(火)まで、観光研修で香港に行き、言語も文化も全く異なる初めての地で現地の人や食事、そして名所に行き、観光の中から様々なものに触れ日本では知ることのできないことを学ぶことができました。観光研修では、ただ観光するのではなくその日によって先生と共に香港を巡検したり、個人で行動するときもありました。その中で一人一人にミッションが与えられ、決められた地に自力で行くというものがあり、私は、「萬佛寺」に行きました。そこは、その名の通り「寺」であると思いましたが自分で調べてその地に向かうと、「本当に此処で正しいのか」と疑問に思ってしまうような場所でした。その場所は寺があるとは思えないほど、ショッピングモールが並んでいたり車通りがとても多かったりと簡単に言えば、都会の地でした。その都会の地の裏の道を進んだ場所に、「萬佛寺」はありました。萬佛寺は、かなり高い場所にあり本当の入り口に行くには、たくさんの階段を上らなくてはならず、その階段の両サイドには金色の仏像が立ち並んでいて、それは全階段の横に立っていました。仏像はそれぞれ表情からポーズ、大きさや表現がすべて異なっていました。そこには、日本にはない独特の雰囲気と現地の人々の寺に対しての気持ちの表し方が表れていました。階段を上り萬佛寺につくと、そこは「神聖な地」とされていて、水が流れている場所には金色のコイが泳いでいたり、撮影が禁止されていたり、水に触ってはいけなかったりととても厳しくなっていましたが、それをも理解できるほどの素晴らしい雰囲気でした。これは、このような都会の地にあっても現地の人がしっかりと切り替えているからこそ成り立っているのだと感じました。
 観光研修では、ただ観光するだけではなく、観光の中から日本との違いをたくさん学ぶことができ、現地の良さや自分に足りないものが学べると同時に日本の良さも知ることができました。

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2)瑞記茶楼に行く

現代文化学部 井野 亮輔

 現代文化学部において異文化体験をすることを方針とした「観光研修」という授業が8月31日(木)から9月5日(火)にかけて香港にて実施されました。そこではミッションが課せられ、私は「瑞記茶楼」に行ってまいりました。
 目的地までたどり着くには少々時間がかかりましたが、なんとかたどり着くことができました。行き方はtsuen wanという駅から歩いてバス停まで向かうのですが、これがなかなかたどり着けず、私はかなり遠回りしてしまいました。バス停についてもバスの利用者が多いため満員で乗れずに見送りということもありました。
 しかしバスに乗ってしまえばあとは簡単。目的地に着いたら降りるだけです。バスから降りてみると、山の中にあるにも関わらず多くの人が「瑞記茶楼」を利用していました。

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 私は今回、海外に行くのは初めてでしたが、一緒に行く仲間と考え、協力しながら行動していくのは想像以上に楽しく、とても有意義な時間を過ごせました。興味のある方は是非履修してみてください。きっと得るものは大きいです。

3)打小人をする

現代文化学部 川杉 維吹

 私たちは観光研修として8月31日(木)から9月5日(火)まで香港に行ってきました。
 香港では一人ずつミッションが与えられました。その中で私は打小人を体験するというミッションに決定しました。打小人(ダーシウヤン)の小人(シャオレン)は不幸をもたらす人、打は打つという意味です。まとめると打小人は不幸をもたらす人を追い出すというお払いのようなものです。場所は香港島のコーズウェイベイ、高架道路のハネシー・ロードとキャナル・ロードの交差地点の真下辺りです。高架下におばあちゃんが少し怪しげな儀式をしていて一目でわかります。
 私は広東語が分からないので何を言われているか全くわかりませんでしたが、最初に紙とペンを渡されなにか言われます。名前を書いてなどと言われているのだろうと私は捉え、名前を書いて渡すとその紙を靴で叩きながら何か呪文のような、歌のようなものを唱えられます。そしてその紙を燃やされたり虎の紙に包まれたりされます。虎に食べさせているようです。おばあちゃんは何人かいてどの人も靴で叩きながら何か唱えていました。人も思っていた以上にいて香港では有名なお払いなのではという印象を受けました。
 終わった後に何かが変わるなどは感じませんでしたが、とても貴重な体験ができたように感じました。値段は50HKDでした。

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