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学部・研究科レポート

2017.08.26

教育実習報告

現代文化学部 鵜海未祐子講師

 今回は、本年度の教育実習を終えた現代文化学部の瀬川 仁さん(埼玉県立浦和東高等学校出身)にお話しを伺いました。


 スポーツ文化コースに所属する瀬川さんは、駿河台大学の教育実習協力校である飯能市立加治中学校において、6月5日(月)から3週間の教育実習をおこないました。加治中学校は、駿河台大学から目と鼻の先にある学校ですので、ご存じの方も多いことと思います。特に吹奏楽部が大活躍している学校です。

 瀬川さんの教育実習におけるユニークな実践として、パトロールランニングとホッチキス大作戦を紹介したいと思います。パトロールランニングとは、その名の通り、生徒さんが寄り道をせずに帰っているか、先生が走りながら見守り声掛けする下校指導の一環です。瀬川さんは、生徒さん達と「さようなら」の声掛けをし合い、元気をもらいつつ、毎日約6キロ走り続けたそうです。またホッチキス大作戦とは、職員室で、ホッチキスの音がしたら、その先生のお仕事を助けようという取り組みです。大量の配布物を作成するのにも、1人でやるよりみんなでやった方が効果的ですし、何より職員室の雰囲気が良くなるとのことでした。

 また瀬川さんの印象に強く残っている校長先生のお話しとして、「先生は水鳥」という教えがあります。つまり、外から見ると気楽に優雅に泳いでいるように見えるけれど、水面下で一生懸命にもがいている、それが先生ということです。

 瀬川さん自身が気を付けた実践は、「生徒の立場をできるだけ考える」ことです。オンとオフのそれぞれに応じた言葉遣いや振る舞いを含め、厳しいながらも優しい先生が大事だと実感したそうです。このことの背景には、指導担当の先生から教わり、瀬川さんが強く影響を受けた次の言葉があります。「厳しく/優しくというのは、好かれる先生でもなく嫌われる先生でもなく、記憶に残る先生という意味です」

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 以上、わたしたちにとっても大変興味深い教育実践と教訓をお聞きできたと思います。加治中学校の校長先生をはじめとする先生方と生徒の皆さん、ありがとうございます。瀬川さん、お疲れ様でした。今後もご活躍をお祈りしております。

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