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学部・研究科レポート

2017.05.31

フェンスの向こうは?-日本のなかの外国・横田基地-

天野 宏司教授

 現代文化学部では、教室の外に出て実際の例を見ながら学んでもらう科目をいくつか設けています。1年生から単位修得できる科目にフィールドトリップIがあります。今回は、5月13日(土)に大学のすぐそばにある、在日アメリカ軍の横田基地周辺で授業を実施しましたので報告します。


現代文化学部1年 武智 悠人

 今回のフィールドトリップでは、福生市にて横田基地やその近辺のことについて学びました。

 東福生駅周辺では、在日アメリカ軍人専用の「ハウス」と呼ばれる住宅がたくさん残っていました。ハウスは、ただ住むだけに作られたわけでなく、「家族と住まうようにすれば」との発想で、軍人・軍属が家族住まいができる物件として大量に作られました。福生駅近くには「赤線」と呼ばれる繁華街が今でも残っており、そこで行われていた売春防止のためにもなりました。ちなみに、「赤線」とは、買収合法地帯の地図を赤線で囲ったことから呼ばれるようになったそうです。

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 横田基地の前には、国道16号線が通っています。そこにはアメリカに来たかのように感じられる店がたくさん並んでいます。ミリタリーショップや飲食店、衣服などの店があり、なかにはドルが使えるところもあります。

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 横田基地は、もともと多摩飛行場として建設され今の状態になっています。現在は一般人の立ち入りに関してはとても厳しいですが、毎年決まった時期に横田基地日米友好祭というものが開催され、飛行機の展示や模擬店などが出店されて、その時だけ一般開放されています。

 今回のフィールドトリップで感じたことは、日本とは思えないような光景がたくさんありました。福生というとあまり何があるのかは知らなかったので、とても異国に来たかの様に感じました。車のナンバープレートがアルファベットだったり米軍の人達が走っているなど、アメリカンな感じがして不思議なところでした。アメリカの文化を少しでも感じることができた良い体験でした。

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