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箱根駅伝を走った学生にインタビューしました!

2017/01/27学生の声

 2017年1月2日(月)、東京箱根間往復大学駅伝往路の第3区(戸塚~平塚21.4キロ)を、区間2位相当のタイムで快走した、現代文化学部比較文化コース4年 平賀喜裕さん(山梨県立韮崎高等学校出身)にインタビューしました!

(取材日2017.1.18)

― 今回は箱根駅伝出場、おめでとうございます。というより、お疲れ様でした。残念ながら学生連合としての成績は振るわなかったかもしれませんが、平賀さんは3区を走って区間2位相当。堂々の走りだったと思います。

 ありがとうございます。今回は正直、自分でもびっくりしました。

― というと?

 自分が予想していた以上の結果が出たと思います。監督からは1kmを3分で走ることを意識して走れと指示を受け、実際に自分でもそれを意識して走り始めたのですが、3km、5km、10km、と走っていくうちに、「あれ、今日はとても調子がいいぞ」と感じました。それを続けた結果、いいタイムが出たなと。

― そうなんだ。

 15kmを超えたくらいでだいたい分かりました。これはいい感じだと。正直、走っている時はとてもきつかったのですが、どこかで自分を冷静に見ている自分がいました。きついですけど余裕があったのです。

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― すごいなぁ。あのスピードで長距離走りながら余裕があるなんて...。ところで、部活では一日どのくらい走っているの? 駿河台大学の駅伝部では、どのくらい走る?

 人それぞれだと思うのですが、私は一日20~30km走っています。走り込みの時期などには一日40~50km走っています。その継続が、今回の箱根でのいい記録に結果つながったのではないかと思います。

― すごいなぁ。さっきから「すごい」を僕は連発していますが(笑)、4年間の大学生活で勉強と走ること以外に、遊ぶことなどはあったの? たとえば、女の子とデートに行ったり、友達と飲みに行ったり...。

 週に一日休養日があるのですが、それ以外はずっと走っていました。その休養日も、しっかり休まないといけない、勉強しないといけない、などで遊びに出かけていくことも少なかったと思います。もし自分に彼女ができたとしても、時間がなくて会う時間などほとんどなかったのだろうと思います。そして、お酒もこの半年以上、飲んでいませんでした。

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― 駅伝って、ある意味、行(ぎょう)なのかな。とても修験道の世界に近い。

 はぁ。

― 修験道とは、睡眠時間も食事の時間も最小限にして一日数十キロ以上走り歩く行なのです。それも数年間、一日も休まずに。そうやって心身を鍛えぬくことによって、ある種の悟りというか、自分の穢れを徹底的に祓っていく。そういう日本の伝統修養です。そして、そういう修行というのは、やはり山の中を闊歩するんだよ。...今回の駅伝では箱根山に行って帰ってくるというレースなのだけど、そういう修験道的な臭いがプンプンするなぁ。修験道でも駅伝でも、走る当事者はある種の聖性を帯びてくるというか...。とにかく、平賀さんと話していると、不思議に行者さんとお話ししているような感じがするのです。

 そうなんですか。でも、そっち(修験道)のほうが全然凄そうですね。

― 笑。ところで今回は、駿河台大学としてではなく、様々な大学の選抜選手の集まった混合チームでしたが、いろいろ新しい経験をしたのでは?

 はい。プレッシャーもあり不安も大きかったのですが、それよりもとても楽しかったです。他の大学の優秀な選手と一緒に走れて、とても励みになりました。駿河台大学を代表して走るという意識ももちろん強かったのですが、夏に合宿をし、同学年の選手たちとも仲良くなり、だんだん「連合チーム」として、「連合チーム」の代表として走るぞ、という気持ちが強くなっていきました。...箱根では、当日走れなかった控えの選手の気持ちも背負って走るような感じでした。そういうプレッシャーというか気持ちもあって、いい結果につながったのかもしれません。

― ほう。

 寄せ集めといえば寄せ集めのチームで、難しいところもありましたが、選手層が非常に厚く、自分としてはいい経験になったと思います。

― (これを最初に聞いておくべきだったのかもしれませんが、)走り終わった「今」の気持ちを一言でいうと?

 今年度の山は越えた、という感覚はありますが、まだまだ気が抜けないです。

― というと?

 まだ今月に、2つ駅伝に出ることになっているのです。都道府県対抗男子駅伝と奥むさし駅伝です。特に奥むさし駅伝は地元飯能市の方々の応援もあるので、プレッシャーはありますね。

― 箱根終わった後に、一週あけて2つも駅伝に出場するんだね。

 はい。2つの駅伝の間が一週間しかないので、都道府県駅伝を走ったノリをそのまま継続して奥むさしに臨む覚悟です。奥むさし駅伝は駿河台大学のチームとして出場します。僕ではなく後輩たちが主役です。次の代を担う後輩たちにいい経験をさせてあげて、いい思い出となるような走りができればと思います。

― ますます、君は行者に見えてきました(笑)。...今日はお忙しいところ、研究室に来て頂いてどうもありがとう。今週末の駅伝も応援していますね。

 ありがとうございます。頑張ります。

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現代文化学部 村上大輔講師



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