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学部・研究科レポート

2017.10.28

フィールドトリップI第5回「羽田空港 ANA工場見学」実施報告

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 教室では学べないことを体験的に学ぶ「アウト・キャンパス・スタディ」の一環として、9月14日(木)に1年次対象のフィールドトリップIの第5回目の授業を行いました。

 東京モノレール「新整備場駅」に集合し、徒歩15分でANAコンポーネントメンテナンスビルに到着。1階受付にて、事前申し込み内容に間違いがないか確認し、入館パスをもらい、講堂に案内されます。今回、60人ほどの個人や団体での参加でした。約30分間、スライドを使いながら使用している飛行機の特徴などの説明や飛行機が無事離陸するまでに関わる様々な仕事についての説明がありました。クイズをして全問正解者には、記念品贈呈があり、楽しく学べる工夫がされています。

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 トイレ休憩のあと、20名ずつに分かれていよいよドック(格納庫)へ移動です。ヘルメットを正しく着用するよう指導を受け、3階部分から格納庫全体を見渡します。この日は1機が整備作業中でした。天井を見上げ、さらに階下を見下ろすと、工場の広さに圧倒されます。階段を下り1階まで行き、エンジンの近くで今度は、飛行機の大きさに圧倒されます。

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 ドックに来なければ絶対に見ることのできない光景を前にして、学生たちは皆、必死に撮影をしていました。ボーイング787のエンジンはロールスロイス製であること、そのエンジン1つが20億円であること、飛行機は揚力で飛ぶので風向きによって滑走路が変わることなど、説明を受ける都度、感心しながら必死にメモを取っていました。いくつもの飛行機が離陸する最中の説明は迫力満点です。

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 最後に記念撮影をして終了。本当にあっという間の60分となりました。この日は天候にも恵まれ、まさに見学日和となりました。

 以下、学生のレポートを紹介します。
 ・間近で見る飛行機はとても大きく圧倒的でした。見学は安全確保のためヘルメットをかぶりました。案内の方が飛行機や整備について説明してくれました。飛行機の先端の凹凸を減らし空気抵抗を減らすこと、タイヤに入っている窒素は燃えにくく、破れにくい素材を使っていることなど、飛行機が安全に飛ぶための工夫を知ることができました。また、工具窓口、部品窓口というように部品の種類ごとに部署に分かれており、安全管理が徹底されていると感じました。整備というたくさんの裏方のおかげで安全に乗ることができるということが分かりました。(現代文化学部1年 滝脇一輝)

 ・講堂の講義で私が驚いたのは、整備をする前に準備体操をしていることです。それほど、大変で重要な仕事なのだと思いました。パイロット、キャビンアテンダント、その他空港で働いている人は、必ず打合せをして、安全な旅にするため念入りに準備をしているそうです。私たちが安心して乗ることができているのは、整備士さんの点検があるからだと思いました。世界では、飛行機の墜落事故などがあり不安もありますが、整備場を見て安全を第一に考え、点検も怠らずにいることに安心しました。(現代文化学部1年 齋藤有香)

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