- トップ
- 学部・研究科レポート
- 学部DAY実施報告その2
学部・研究科レポート
学部DAY実施報告その2
11月22日(水)は、全学的に学部DAYという特別授業が実施されました。通常の授業の枠組みではできない学びを学生に経験してもらうために、学部ごとに様々な取り組みを毎年行っています。
現代文化学部では、「キャリア」をキーワードに、各学年にわかれて実施しました。
「多様性」の理解と実践ワークショップ
現代文化学部 油井 恵教授
3年次生対象のプログラムは、本格化する就職活動に備え、多様化する社会で活躍するために欠かせない能力について考えるワークショップでした。講師にお招きした宮田祐子氏は大学に於いてキャリア形成講座や個別相談、市原大輝氏は、子ども向けの教材開発や会社の人事、研修等を担当なさっています。当日は、3年次生145名が参加し、午前と午後に全体をゼミごとに3つのグループに分けて行われました。
ワークショップはまず、親の世代の就職活動で何か聞いたりしていることをお互いにシェアするところから始まりました。それが現在の自分たちの世代の就職活動とどう違うか、社会の動きについて考えてみました。
昨今は企業が、「ダイバーシティ」や働き方改革の推進を経営戦略として掲げています。今までの時代と異なり、国籍・性別・ライフスタイル・働き方などがバラバラな多様な人々とともに働きながら、価値を創造していく時代が来ているのです。このような時代において働くとき、「多様性を理解する能力」が社会人には求められます。
アイスブレイクとして、動物バスケットのゲームを行いながらお互いを知った後、「動物メガネ」のチラシやCMを制作するという一つのプロジェクトを完成させました。その過程で、グループのメンバーの価値観や考え方、モノの見方は個々に異なることに気づき、視点の違いを活かしながらチームで成果を出すプロセスを体験できたようです。仕事を始めてからも、このように様々な考え方の人と一緒に働いていくのだ、ということに思い至った様子の一日でした。
以下、参加した学生から寄せられた感想です。
・普段、話さない人とのグループワークは社会人になってから使う重要なスキルだと思いました。
・白紙の状態から意見を言い合って一つの案を作り上げていくという作業が大変だったが、やりがいがあった。
・自分だけの考えだけでは思い浮かばなかったことや自分が知らない知識を持っていて、お互いに助け合うことができることを学んだ。
・他者の考えを尊重することは社会に出ても必要である。
・伝え方は声のトーンや内容、姿勢が大事だと思った。
・自分とは違う考え、視点で物事を見る人もいるのだ、と思った。
・自分からもっと異質な人と関わり合いを持つべきだと思った。
・インターンなど、新しいことに挑戦したいと感じた。







