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学部・研究科レポート

2017.07.01

第2回都市探訪「原宿で見る現代文化と伝統文化」

現代文化学部 佐竹 由帆 准教授

 2017年度の「都市探訪」の第2回目の学外授業が5月20日(土)に行われました。テーマは「原宿で見る現代文化と伝統文化」です。
 原宿駅表参道口改札前に集合し、まず皆で明治神宮へ。神社の成り立ち、鳥居の由来や大御心(明治神宮独自の和歌のおみくじ)について学びながらワークシートに取り組みました。有料の清正井を意欲的に見学した学生もいました。
 その後竹下通りへ移動し、事前に調べた場所を各自リサーチしました。よく売られている服やデザートの傾向から客層を分析したり、キャラクターグッズや外国人観光客向けのお土産に着目したり、あるいは外国人観光客そのものをリサーチ対象にして、実際に体験しながら様々な角度から原宿の魅力について考察しました。ファッションをリサーチ対象にして、原宿らしいファッションの人にインタビューを試みた学生もいました。
 今回の課題である「原宿という街の魅力について」の学生のレポートを、一部ご紹介いたします。

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明治神宮御社殿


 原宿の魅力、それは人工林でありながら広大で素晴らしい森の景色と高い技術力で建築された建造物など、自然と歴史を感じる明治神宮。海外から流行を取り込みながら、日本特有の商品や外国人の好みにあう日本の商品を提供し、国内・国外からのお客の幅を広げながら店を構えている竹下通り。原宿という一つの町に歴史と自然、流行や国内外問わずに客を満足させる店の数々-この2つが原宿の魅力であり、どちらか一方でも両方でも外国人観光客にとって魅力に溢れていることから、原宿には多くの外国人がいるのだと考えられる。これは、外国人だけでなく国内に住む我々にとっても魅力である。
 明治神宮と竹下通りという歴史やそれぞれの場所の目的などがまったく違うものが原宿という一つの町に存在していることこそが、原宿の最大の魅力であると考えた。(現代文化学部2年 澤田正樹)


 実際に歩いてみて感じたことは、店によっては写真を撮るスポットが作られていたりと、SNSに投稿しやすい環境づくりがされているということであった。(中略)
 日本人と外国人観光客では同じ場所にいても見ているところが少し違っているのだと感じた。日本人は話題のものを投稿し、外国人は日本の"kawaii文化"をカメラに写し、投稿している。様々な魅力を集めた通りだからこそたくさんの人が集まるのだろう。(現代文化学部2年 川崎智江)


 新しいことに挑戦し、若者に惹かれ人気を保ち続けている原宿には、最先端を狙うお店が集まっている。さらに新しさばかりではなく昭和から続いている人気を大切にし、逆に変わらないことを特徴にしているお店もあり多種多様であった。そして明治神宮のように日本からも外国人観光客からも愛される、古くからの伝統をしっかりと残しつつ、未来に向けてさらに進んでいくような場所であると再確認できた。(現代文化学部2年 金城美波)

竹下通りの店

竹下通りの店

裏原宿

裏原宿

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集合写真

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