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学部・研究科レポート

2017.10.03

国内添乗研修実施報告(1)

現代文化学部 小林奈穂美 准教授

 研修の様子を2回に分けて報告します。今回はその第一回目です。
 現代文化学部では、3・4年次生対象科目として「国内添乗研修」を開講しています。
 本年度は、8月21日(月)~8月25日(金)までの4泊5日、京都で研修を実施しました。春学期に座学で学び、いよいよ実施体験です。女子3名が今回の実習に参加しました。
 添乗員は、旅程管理・さまざまな旅行サービス受領サポート・団体管理・旅行相談・豊かな旅づくり・金銭管理をひとりで行う役割を担っています。4泊5日の間、学生は添乗員として行動する場面と、お客様として行動する場面を何時も交互に体験していきました。

8月21日

羽田空港集合・空港施設把握・空港における添乗業務

 10時集合でしたが、全員早めに集合し幸先のよいスタートです。早速、出発階に移動し、航空機利用時の受付から出発までの重要ポイントを説明したあと、課題に取り組むため、一次解散、そして再集合し、添乗員(学生)の添乗業務の開始です。
 今回は、往復新幹線利用のため、東京駅までお客様を誘導し、新幹線に乗車してもらうまでを行いました。移動手段や積み込む弁当の買い込みの時間、新幹線の番線や号車の確認と大忙しです。さらに指定席番号から、指定号車の前後どちらから乗車するほうがよいのか、大きな荷物を持ったお客様なのでエスカレーターはどこか、トイレの確認、シートアサインまで、息をつく間もありません。どうにか無事発車となり、一路京都を目指します。

羽田空港での研修

羽田空港での研修

東京駅での添乗業務

東京駅での添乗業務

 無事に京都に到着し、さっそく下見業務です。京都駅の八条口を中心にオプショナルツアー発着に使用するホテルの場所、手荷物預かり所、シャトルバス乗り場の様子などを確認します。最後に観光に必要な情報収集のため、京都総合観光案内所に立ち寄り、ホテルへ移動します。
 ここから、次の添乗員(学生)の業務の始まりです。ホテルの送迎バスへの誘導、ホテルに到着後は、チェックイン業務、ホテルの使い方、施設、ロケーションはお客様に必ず伝えなければなりません。明日の集合時間と場所を伝えて、本日の研修は終了となりました。

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ホテルでのチェックイン業務

8月22日

 今日から3日間は、各自が企画した、ミニツアーの実施をしながら添乗業務です。
 添乗員(学生)はホテルロビーに集合したお客様に、挨拶、本日のスケジュールの説明と諸注意をします。話しをしながら、お客様の顔色から体調もチェックします。
 さて、出発です。昨日、別の学生の添乗業務を見ているためか、移動はスムーズです。トロッコ電車のチケットは事前購入ができないため、当日買うことになり、その間、お客様に待っていていただく場所や、なぜ待つのかを説明しなければなりません。お客様が不安にならないようにするための行動について考える時間となりました。トロッコ電車のあとは、保津川沿いを馬車で30分かけて観光です。16名のお客様を運んでくれる力持ちは牝の7歳馬でとても温厚な性格でした。

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ミニツアー企画者による添乗業務(1)

 その後、昼食をとりJRで二条へ移動し、三条通りを散策して、京都らしい雰囲気を堪能しました。思ったより距離があり時間がかかったため、次の予定が押してしまいそうになりました。土地勘がないことやネットの情報の曖昧さを痛感し、これも勉強になる出来事でした。
 そして、最後は、二条のパン屋さん巡りということで、専門のガイドさんに何ヶ所かの特徴的なパン屋さんを紹介していただきながら、試食をしたり、パンと京都の歴史も学べるという内容でした。最近は、観光だけではなく体験するということがツアーに盛り込まれることも多いので、学生たちにとって勉強になったと思います。そして、とても蒸し暑い中、雨にも降られずなんとか本日の行程を終了しました。

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パン屋さん巡りツアーに参加

8月23日

 各自が企画した、ミニツアーの実施をしながら添乗業務2日目です。
 添乗員(学生)はホテルロビーに集合したお客様に、挨拶、本日のスケジュールの説明と諸注意をします。昨日の反省を活かして、集合時間前にお客様の部屋に電話して、雨具の用意を促す気遣いができるようになっていました。
 さて、出発です。本日のテーマはフォトジェニックな見どころツアーです。最初の見学先の漢字ミュージアムまで、移動は大変スムーズです。体験型のミュージアムは、大人も子供も楽しめて、面白い写真も沢山撮ることができました。
 次は、回遊式庭園で有名な青蓮院門跡に移動です。遠回りしながらもなんとか到着し、お抹茶をいただきながら眺める庭は素晴らしく、何回も確認した下調べの成果が感じられました。

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ミニツアー企画者による添乗業務(2)

 さて、次は新名所となっている 将軍塚青龍院へ移動です。青蓮院門跡の飛び地境内で、東山の山上に建てられているため、京都市街が一望できることと、ガラスの茶室があり、まさに、フォトジェニックなロケーションです。みな、いろいろな角度から写真を撮っていました。そのあと、伏見稲荷大社へ移動して、遅めの昼食とお土産タイムのあと、千本鳥居で撮影したり、絵馬やおもかる石で願かけをしたり。調べておいたミニ情報をお客様に提供して、添乗業務に奮闘していました。本殿に近い場所に駿河台学園が奉納した鳥居を見つけて、大変盛り上がりました。帰りには、市バスでの移動としたため、バスが時間どおりに来ないというアクシデントがあり、別の交通手段に変更するか否かの判断に苦労する場面もありましたが、なんとかほぼ予定どおりホテル到着となり、本日の業務も無事終了となりました。

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ミニツアー企画者による添乗業務(2)

伏見稲荷は毎年企画の定番です 

伏見稲荷は毎年企画の定番です 

大学名の鳥居を発見

駿河台学園の鳥居を発見

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