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学部・研究科レポート

2017.06.11

学部で取り組むキャリア教育 その1 「マナー講座」を実施しました

現代文化学部准教授 小林奈穂美

 現代文化学部では、4年間のキャリア教育でまず、「マナー」が基本であり継続してこそ身に付くものと位置付けています。今年も5月11日(木)、5月18日(木)ならびに5月25日(木)の3回に分けて、1年次生を対象とした「マナー講座」が行われました。

 今年も講師は、篤志館株式会社の雨間けい子先生にお願いしました。雨間先生はキャリアコンサルタントとして数多くの企業研修を行っているキャリア教育ご専門の先生です。また、インターンシップの受け入れ先企業としてお世話になっており、本学のキャリア育成教育にご理解とご支援をいただいております。

 今回のマナー講座では、まず、3人ずつのグループを作り、「マナーはなぜ必要なのか」というテーマについて話し合い、まとめるというワークから始まりました。話し合いの後、代表者に発表をしてもらいました。

5月11日 代表者の発表の様子

5月11日 代表者の発表の様子

5月18日の様子

5月18日の様子

 次に配布プリントにある6つのマナー項目についてセルフチェックです。自分に厳しい人、甘い人、評価はそれぞれです。 続いてあいさつで心がけることを学び、実際にやってみます。3人グループで「好意」と「誠意」が伝わるようにあいさつができているかどうか、他のふたりがチェックします。マルのサインをもらうまで何度も繰り返します。さらにお辞儀の種類と使う場面について学び、これも全員でやってみます。

5月11日 綺麗なお辞儀の練習 

5月11日 綺麗なお辞儀の練習 

5月25日の様子

5月25日の様子

 次に敬語の練習です。敬語は使い慣れるしかないとのことで、先生が発声する「普段の会話表現」を皆で「先生や職員など目上の方との会話表現」にひとつひとつ換えて発声していきます。
 さらに身だしなみのマナー、時間のマナー、報連相のマナー、公共のマナーについて学んだあと、大学の良いところを3人で話し合いました。「駿河台大学の学生であることに誇りを持っていますか?」との雨間先生の問いかけに、「まだ、わからない」とつぶやく学生もいましたが、これから4年間で是非、誇りが持てるようになってもらいたいところです。
 そして最後に「今日学んだこと」「学んだことから考えたこと」そして「今後どのような行動に繋げるか」を各自レポートにしてまとめます。

 学生のレポートの一部を紹介します。


 「自分なりには基本的なマナーを意識して行動しているが、社会に出るためにはまだまだ足りないと感じた。マナーが人をつくると思った。」(1年次生 上飯坂 知希)

 「自由と勝手の違いを学んだので、知らなくてやらないより、知っていてやらない方が悪いと思うので、今後は、言葉の意味をしっかり理解して行動していきます。」(1年次生 本田 健太)

 「普段できていると思い込んでいたことが、全くできていないとわかり、びっくりしました。あいさつから言葉遣い、表情など、次に会った人には、こうしてみようとか、もっと明るくしてみようと考えました。今後は、もっと自信をもって、相手が気持ちよく、明るくなれるようなあいさつやコミュニケーションを取りたいです。」(1年次生 松尾 優大)

 「自分から率先してマナーを行動に示すことが大事であり、やろうとする心が大切だと思います。日常生活の中で、マナーを実践する場面は多くあり、その機会を自分で見つけていく努力も必要です。挨拶は人と人を繋ぐ一番の手段だと思います。ハキハキと笑顔で挨拶をすることでどちらも気持ちが良いと考えます。」(1年次生 山口舞)

 「クラブ活動をしていると、当たり前で、雑になりがちな挨拶も、自分が笑顔で行うことで、相手も笑顔で返してもらえると嬉しくなる。初対面の印象がネガティブだと、その印象を変えることが難しいと聞いて、これからはネガティブな印象にならないようにしたいと思いました。」(1年生 阪本 宝)

 「挨拶の大切さを改めて学びました。挨拶とは、明るく、いつでも、相手より先に、続けてするものであると学びました。私はいつも先生や部活の先輩に挨拶をしていますが、声のトーンや早さ、表情などを全く意識したことがありませんでした。今後は、相手に自分の誠意が伝わる良い挨拶をしていきたいです。」(1年次生 浪岡 栞奈)


 皆、それぞれに気づきがあったようです。
 マナーは継続することで身に付くものです。学生同様、教員自らも意識して行動し、よい手本とならなければなりません。1年次プレゼミナールIで使用しているオリジナルテキスト「プレゼミI資料集」にも「基本マナー」の6項目を入れ、日々の指導に活用しています。

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