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- 映画『とれ!』の監督 コウイチ氏による特別講義
学部・研究科レポート
YouTubeチャンネル「kouichitv」で人気沸騰の動画クリエイター・コウイチさんが、メディア情報学部の専門発展科目「ウェブ制作論」の特別講義にてご講演くださいました。
コウイチ氏は、YouTubeチャンネル「kouichitv」を運営し、若者を中心に熱狂的なファンがつく動画クリエイターで、監督を手掛けた初の短編映画「最悪な1日」が札幌国際短編映画祭で特別賞を受賞、短編映画「消えない」は、21年YouTubeで公開されるやすぐさま話題となり、再生回数は460万回を越え、新作のショートムービー「バニーキッチン」が好評配信中。そしてこの度、監督・脚本を務めた初の長編映画『とれ!』が2026年1月16日(金)にテアトル新宿ほか全国にて公開されます。
講義は1分間の自己紹介から始まり、3DSの機能で姉を撮影した原体験や、高校の文化祭で映画を制作したエピソードなど、映像制作との出会いが語られました。特に、映像専門ではない大学で孤独に独学を続けた日々や、卒業直前の12月にYouTube収益が急増した転機などについて触れ、「安定した環境よりも、胃がキリキリするような刺激の中にこそ成長がある」という実感を伴う言葉は、学生たちに衝撃を与えました。
後半では、日常のメモから「共感とズレ」を抽出する企画術や、映画監督として現場の全責任を負い「OKを出す」という具体的な役割、チームでのものづくりの難しさについて、事前に寄せられた学生からの質問をもとにお話しいただきました。収益化のシビアな現状や税金の話題まで、YouTube制作のリアルな裏側をわかりやすく解説していただきました。
また、自分自身が面白いと思えるものを突き詰める姿勢を説き、学生からの当日質問にも一つひとつ丁寧に、かつ等身大の言葉で向き合ってくださいました。
講義の締めくくりには、「大学生活は自分と向き合える貴重な時間。自分が何に幸せを感じるのかを徹底的に自己分析してほしい」というメッセージが贈られ、3・4年生の履修者が多い本授業の学生にとって、これからの進路や自己のアイデンティティを考えるうえで大きな刺激となる有意義な機会となりました。
(授業担当/特別講義企画:曽根真弘 非常勤講師)