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- スポーツ科学部教員インタビュー 井上望 講師編
学部・研究科レポート
今回は今年度から本学の教授に就任した井上望先生にお話を伺いました。インタビュアーは准教授の信太が務めます。
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駿河台大学に来て、いかがでしょうか。私は、駿河台大学に8年前、非常勤講師として3年間在籍しておりました。その後、2つの大学を渡り歩いて、駿河台大学の専任講師として着任いたしました。3年間、非常勤講師として在籍していたことから、多くの方が感じる新鮮さよりも懐かしさをより感じています。授業の合間には野外教育の授業を展開するために裏山を散策する事が日課となっています。自分が描いていた理想の環境であると感じています。
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先生の専門領域もしくは、今最も関心を持っている研究について教えてください。私の専門領域は、野外教育学です。野外教育学は日本ではそれほど知られていない分野ですが、わかりやすく説明すると、野外つまりアウトドアで活動することで、教育的な効果を得るための方法論や理論を研究する分野となります。現在は、アウトドアでの活動のリスクと効果の費用対効果について研究しており、どの程度の危険を冒すとどの程度の効果が得られるのかを調べています。
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ゼミ活動について教えてくださいアウトドア活動に興味がある学生が集まるゼミであるため、外での活動をメインとしています。アウトドアでの活動が成功するかどうかは8割方、計画で決まると言われているぐらいインドアでの計画の作業が大切となります。その観点から普段のゼミ活動では、まず何がしたいのか、するために何が必要なのか、どのように行うのかなど、細部に渡って計画をさせます。ネットの情報や人からの情報などを頼りに自分たちがやりたいアウトドア活動を展開できるように考える事は楽しい反面、不備があった時の修正が大変で試行錯誤を繰り返しながら、みんなで頑張っています。
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ゼミ合宿には行きましたか?今年のゼミ合宿は1泊2日の登山とラフティングを行いました。登山は黒斑山という浅間山の近くの山に登りました。一方でラフティングについては長瀞で実施し、他大学との交流も兼ねて合同で実施しました。野外活動の魅力として自然に触れ合って、学び、感じることだというのは一般的に認識される事ですが、困難な体験を乗り越えてゼミとしての結束力を高めたり、他の知らない学生と共体験をする事で仲を深めたりする事ができるのも魅力であると思います。夏の2つの経験を活かして、秋学期では、雪上での活動を計画する予定です。
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活動が多くて大変そうですね学生も学業や部活動、アルバイトなどで非常に忙しいのは理解していますが、このような誰かと野外活動をする経験は大学生の時しかできないと思っています。本当は4泊5日程度のゼミ活動もしたいと考えていますが、初年度なので1泊2日となってしまいました。先ほども話したように計画が大切ですので、4泊5日になると日程を空けることから始まり、計画にも何倍もの労力がかかる事となります。それができるかどうかもこの今年度で見定めたいと思います。私が学生だった時よりも数段忙しくなっているように感じますので、実地での体験をする時間を増やせるようなシステムを作ってほしいと切に願います。
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事故や怪我がないと良いですねはい、勿論のことながら、学生が計画した内容は細かなところまでチェックし、安全について問うことは妥協しません。特に野外活動となると自分の身を守るためには環境を壊さないようにする「環境の安全」や周囲の人に気を配る「心の安全」などにも気を配る必要があるため、それをどう事前に理解させるのかが勝負かなと思います。計画8割ですので、抜かりの無いようにしていきたいと思います。
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最後に、学生の皆さんへのメッセージをお願いします大学4年間は皆さんが何かを学ぶ最後の期間となります。この4年間が有意義なものであったかどうかが後の人生の質を左右すると言っても過言ではないと思います。「継続は力なり」という言葉があるように一般的には何かを続ける事が大切であるとされていますが、私は同じぐらい「継続した事をやめて、新たに何かをする事」も大切であると思っています。チャレンジ精神を持って、恐れず新しい事に取り組み、有意義な4年間にしてもらいたいと思います。チャレンジしたい学生と一緒に活動できるのを楽しみにしています。