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- 刑事法関係ゼミ合同課外授業-2025年度千葉刑務所参観
学部・研究科レポート
刑事法関係ゼミ課外授業の背景と目的
担当する「ゼミナールI」(3年生)と大学院科目「刑事法研究」では、犯罪・非行、司法福祉と地域生活課題、そして保健・医療・教育等関連領域に関し、掘り下げて探究しています。
課外授業の目的は、全国的な課題となっている高齢受刑者の処遇を中心に、施設参観によって実情を体感し、千葉の場合、長期受刑により高齢化が進む受刑者の処遇の実情と課題等について施設職員との質疑を通じて具体的に学び、かつ、専攻分野への理解を深めることです。
150年余の歴史がある千葉刑務所を選んだ理由は、執行刑期10年以上の長期刑受刑者専門の刑事施設に指定され、収容者の過半数が無期懲役受刑者で、他施設より高齢化が進んでいるため、福祉、医療等と刑事司法の交錯領域について、実践的に学ぶことができるからです。
参観当日の状況
8月7日の訪問では、施設概要の説明受講、高齢又は障害のある受刑者が主として作業している工場のほか、コンピュータを駆使した印刷工場や熟練の技能が必要な革靴作業工程などの参観後、施設職員との質疑に入りました。
受講生の感想と成果など
感想を見ると、(1)見学前、刑務所は単に「罪を償う場」と考えていたがそうでなく、受刑者の更生と社会復帰を目的とした施設であると強く感じました。 (2)1番印象に残ったことは、受刑者が仕事をしている姿が、意外にも罪を犯してない人のように見えて、同じ人間だと感じました。(3)刑務所見学をしたことで、大きな罪を犯した人でも更生できる可能性はあると感じました、(4)無期刑という特殊な環境における受刑者と刑務官双方のモチベーション維持の重要性を感じました、など多様です。
ごく一部の紹介ですが、刑事司法実務と研究に長年携わってきた担当教員の予想を超えたフレッシュな感想が多数寄せられ、体験型課外授業の意義を実感しました。
本部庁舎前での集合写真