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学部・研究科レポート

2025.07.22

無償でも要注意!ボランティアの責任

ボランティア活動とは、原則として自らの意思で社会や他者のために無償(=無報酬)で労務を提供する活動である。

さて、このボランティア活動は無報酬で行われる活動ではありますが、活動中に事故が起きた時には法律上の責任を負うことがあります。
例えば、ボランティア活動を行う個人とボランティアを受け入れる団体との間には、多くの場合、「準委任契約」が締結されています。そのため、ボランティア活動を行う人には、準委任契約に基づく「善管注意義務」が課されることになります。そのため、契約上の義務を果たすことができなければ、契約違反の責任を負うことがあります。

また、いくら無報酬で労務を提供しているとはいえ、ボランティア先で備品を破壊した場合や他者に危害を加えるような行為をした場合には、当然に「不法行為」が成立することになり、損害賠償義務を負うこともあります。

このように、ボランティア活動の中で生じた事故により損害が生じる場合には、その責任を負う可能性があることも理解する必要があり、ボランティア活動を行う際にはボランティアのリスクにも注意して行動しましょう。

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