心理学研究科臨床心理学専攻では、授業を通じて、臨床心理学をはじめとする心理学の幅広い分野に関する高度な専門的知識・能力・技能を体得することを目指します。
今年度4月に入学した新修士1年生は、どのような大学院生活を送っているのでしょうか。そのリアルな声をお届けします。

大学院の講義は、学部時代と比べてディスカッションや発表など自分の意見を伝える機会が多く、何故そのような考えに至ったのか、その時どのように感じたのかを言語化する能力が必要とされます。そのため、受け身でいるのではなく、主体的に学んでいく姿勢が大事だと感じました。また、同じ専攻の仲間と意見を共有することで、自分の中には無かった視点や考えを得られ、より学びが深まっていく感じがあります。

講義外では、履修した講義の予習や復習に加え、大学院の集大成である修士論文を作成するために、日頃から先行研究を集めたり、興味がある分野について調べたりしています。2年と聞くと長いように感じますが、講義や実習に取り組む時間を考えると、実際に使える時間は意外と少ないように思います。なので、今から地道に資料を集めていき、2年生になってから焦らないようにしていきたいと考えています。

しかし、常に勉強をしていると疲れてしまうため、休日は映画を観に行ったり食べ歩きをしに出掛けたりしています。なるべく大学から離れた場所に行き、勉学とは完全に切り離すことで自分自身がきちんと休める時間を作ることを心掛けています。 今は座学が中心ですが、これから実習が始まり実際の臨床の現場を体験することができるため、紙の上だけでは知ることができないその場の空気感やコミュニケーションの取り方など様々な経験を積んで、今の自分よりも成長していきたいと思います。