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学部・研究科レポート

今年度も残すところあとわずかになりました。今回は,在学中に努力を重ね公務員試験に合格し,児童相談所における心理職としての夢を実現させた先輩のお話を聞きたいと思います。夢をつかんだ先輩は,どのように勉強し,そして大学生活を過ごしてきたのでしょうか?

心理学部4年平田晴夏さん(千葉英和高等学校出身)
  • 公務員(心理職)を目指した時期や,目指した理由を教えてください
    3年生までは公務員を目指しておらず、民間の児童養護施設などの心理学に関わる仕事に就きたいという動機から、就職活動を行っていました。ですが、4年生の春学期に行われた川邊先生の授業で、地元に児童相談所が新設されることや、採用人数を増やしていることを知り、4月後半頃から本格的に公務員を目指すようになりました。目指した理由は、公務員である安定性もありますが、児童相談所という最前線で多くの問題を抱える人々の支援ができる立場となって、活動したいと思ったからです。在学中、インターンシップで児童養護施設での仕事を体験していたことも、公務員への道を後押ししてくれたと思います。
  • どのような試験対策を行っていましたか
    私は、千葉県庁上級職試験の心理という項目を受験しました。試験内容が専門知識と小論文であったため、心理学検定の参考資料や公務員試験対策の参考資料を使って、4年生の4月後半頃から本格的に勉強を始めました。基本的に暗記が必要なものが多かったので、ひたすら繰り返して覚えることに徹していました。小論文は公務員対策の参考資料を使って勉強していました。心理学に関係のある項目(少子高齢化、多様性、など)に絞って考えをまとめる練習をしていました。
  • どのような大学生活を送っていましたか
    今振り返ってみると、4年間を通して一人暮らしで朝から学校に行き午後は部活動に参加し、その足でバイトを深夜までするというハードスケジュールだったと思います。何事も新しいことを学び体験することのできた楽しい時間でした。公務員の試験対策においてはかなり出遅れてスタートしていたと実感しています。ただ、周りの多くが就職活動に専念する4年生の春学期にも講義を受けていたことで、今の職を目指す機会を得ることができました。心理学の勉強を継続するうえでも、大学生活の最終学年であるこの期間まで授業を受けていてよかったと思っています。
  • 卒業後の将来の希望を教えてください
    子どもが第一声を出せ、誰もが助けの手を伸ばすことができる、そんな環境を整えることができる職員になりたいです。
  • 公務員(心理職)を志望する高校生・在学生へ,アドバイスをお願いします!
    公務員試験は、ある理論や法則を論じた人物と、その理論・法則の具体的内容をセットで覚えると効果的です。小論文はニュースや自分の身の回りを含めて考えるといいと思います。また一度でもいいので、自分の興味のある施設には見学だけでも行ってみるとよいと思います。二次試験では、複数の面接官の質問に対して柔軟に答えられるように対策すると良いと思います。児童相談所は厳しい現場であると言われていますが、学んできた心理学を充分に活かせる仕事だと思います。興味があるのであれば、臆することなく、試験に挑戦してみてください。応援しています。

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