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学部・研究科レポート

2025.02.11

図書館では年間◯円も本を買っている!?―図書館とお金―

日々の食事からサブスクの契約、グッズの購入に至るまで、私達が何かをするときにかならず必要になるお金。今回は図書館を題材に、お金についてお話しします。

図書館に限らず、多くの組織では仕事のためのお金を「予算」として用意しています。図書館では本(図書)を集めたり、司書を雇ったりするのに予算を使っています。例えば、飯能市立図書館は年間約1千万円をかけて約5,000冊の図書を買っています*1。

これは個人で図書や雑誌を買う感覚で考えると、とても大きな額に感じるかも知れません。しかし、日本では毎年7万冊近い図書が出版されており、その中には高額な専門書や辞書・事典も含まれます。これを集めるためには少なくない額のお金が必要になります。都道府県立図書館では億単位の予算をかける所もあるほどです。

「IFLA-UNESCO公共図書館宣言2022」では、図書をはじめとした“あらゆる種類の知識や情報”を、すべての人々が“たやすく入手できるようにする”ことをあるべき姿として掲げています*2。端末を持っていて使いこなせるか、自分で図書を買えるお金があるかといった格差によらず情報を得られる場として公共図書館があります。

図書館に関する授業では、このお金で情報をどう選び集めるか、集めたものをどう人々に渡すかといったことを学びます。
メディア情報学部ではゼミナールを開講するなど、図書館について専門的に学べる仕組みを用意しています。情報のプロである図書館司書のノウハウを学び、社会人として活躍できるようになれば、趣味にかけられるお金も増えるかも!?
原稿執筆者:青野 正太(メディア情報学部)

*1 『日本の図書館2023』日本図書館協会, 2023, p. 114-115.
*2 日本図書館協会ホームページ「IFLA-UNESCO公共図書館宣言2022」https://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/1018/Default.aspx

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