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学部・研究科レポート

2024.12.24

部活などで「良い音」はどうやって録れるの?!

みなさん、良い音、カッコイイ音を録りたいな~と思ったことはありませんか?音を収録(レコーディング)するためには、基本的にマイクロホン(マイク)とレコーダー、それに付随する様々な機材が必要になります。
マイクは、空気の振動である「音」をアナログの電気信号に変換してくれるものです。レコーダーは、電気信号に変換された音を、さらにデジタル信号として記録を行うものです。ですから、音を電気信号に変換する役割を担うマイクは、音声や音楽などの収録を行うための入り口としてとても重要です。
さまざまな種類のマイクがありますが、主に音楽のレコーディングには、大きく分けて「ダイナミックマイク(動電型)」と「コンデンサーマイク(静電型)」の2種類が使用されます。なお、この分類はマイクの構造(電気信号への変換方式)の違いに基づいたものですが、マイクの形状や指向性、用途などによる分類方法もあります。
  • コンデンサーマイクの例
  • ダイナミックマイクの例
特徴として、ダイナミックマイクの方は、マイクの感度が低いため、エレキギターやドラムなどの力強い音のレコーディングに優れています。一方、コンデンサーマイクの方は、マイクの感度が高いため、ボイスや弦楽器などの繊細な音のレコーディングに優れています。
時々、学生から「どこにマイクを立てれば良い音が録れますか?」という質問を受けることがあります。「このマイクでこの位値から録るんだよ」など、決まりはありません。みなさんの「耳」を頼りに、まずはカッコイイ演奏音が聞こえるポイントを見つけ出してほしいです。そして、いろいろと工夫してマイクを立ててみて、マイク越しに聞こえる演奏音をよく感じてください。その音でよければ、迷わずレコーダーの録音ボタンを押して、自分なりの良い音を収録してほしいということです!
文章執筆者:メディア情報学部 教授 金 基弘

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