- トップ
- 学部・研究科レポート
- コンテンツ・ツーリズム
学部・研究科レポート
「聖地巡礼」という言葉は、聞いたことがあると思います。もしかしたら本コラムを読んでいる人の中には実践をしている人もいるかも知れません。聖地巡礼とは、宗教的な聖地にお参りに行く行為を指して言いますが、ここではあえてカッコをつけて「聖地巡礼」です。そう、アニメの舞台になったところを訪れる行為を「聖地巡礼」と呼び分けることにしましょう。
現在、年間200本を超えるアニメが制作されています。その中には、舞台設定が架空の・オリジナルなものはたくさんあります。
ところが、現実の空間をモデルにした作品も数多くあります。例えば、超有名どころでは『ちびまる子ちゃん』は1960年代の清水市(現 静岡県靜岡市)を舞台にしています。『ちびまる子ちゃん』ではデフォルメされた清水市が描かれていますが、最近では現実世界をそのままアニメ作品の中に登場させることも多くなってきました。(その背景にはいわゆる「大人の事情」も見えかくれしていますが、)
ファンにとってはアニメに登場した場所を探し当てる「聖地巡礼」の成立です。
実は、駿河台大学も「聖地」としてアニメの中に登場しています。写真1は『ヤマノススメ』の中で、写真2は『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』のなかで、それぞれ駿河台大学が描かれています。我々は「聖地」の中で勉強しているのです。
ところが、現実の空間をモデルにした作品も数多くあります。例えば、超有名どころでは『ちびまる子ちゃん』は1960年代の清水市(現 静岡県靜岡市)を舞台にしています。『ちびまる子ちゃん』ではデフォルメされた清水市が描かれていますが、最近では現実世界をそのままアニメ作品の中に登場させることも多くなってきました。(その背景にはいわゆる「大人の事情」も見えかくれしていますが、)
ファンにとってはアニメに登場した場所を探し当てる「聖地巡礼」の成立です。
実は、駿河台大学も「聖地」としてアニメの中に登場しています。写真1は『ヤマノススメ』の中で、写真2は『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』のなかで、それぞれ駿河台大学が描かれています。我々は「聖地」の中で勉強しているのです。
-
『ヤマノススメ』に登場する駿河台大学
-
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』に登場する駿河台大学
ただし、「聖地巡礼」がファンの行動だとすると、それを迎え入れる地元の人たちが、あるいは制作サイドも実際に汗水を流して行動をしなくては行けません。ファン=地元=制作サイドという、三者の動きをまとめたのが、アニメ・ツーリズムです。
と、するとです。別にアニメだけに限定しなくても、映画・ドラマ・歌謡曲や小説などでも成立しそうな気がしますよね?そうです、それがコンテンツ・ツーリズムです。日本におけるコンテンツ・ツーリズムの最初期は、尾崎紅葉=『金色夜叉』=熱海という、結びつきでしょう。これについては紙幅がつきました。別の機会にお話しします。
と、するとです。別にアニメだけに限定しなくても、映画・ドラマ・歌謡曲や小説などでも成立しそうな気がしますよね?そうです、それがコンテンツ・ツーリズムです。日本におけるコンテンツ・ツーリズムの最初期は、尾崎紅葉=『金色夜叉』=熱海という、結びつきでしょう。これについては紙幅がつきました。別の機会にお話しします。