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学部・研究科レポート

2024.09.09

スポーツ科学部教員インタビュー(10)西村貴之教授編

今回は今年度から本学の教授に就任した西村貴之先生にお話を伺いました。インタビュアーは准教授の信太が務めます。
  • 駿河台大学に来て、いかがでしょうか。
    僕は10年間札幌近郊の大学に勤めていたのですが、キジ、エゾリス、キツネさらには鹿が構内に現れたり自然が豊かなところだと思っていたのですが、駿河台大学はそれ以上に自然が豊かで驚いています。あとでお話しますが、ゼミ合宿の企画にも学生たちは積極的で、学生と教員との関係性も近く、一緒に楽しく働いています。
西村教授の著書
  • 先生の専門領域もしくは、今最も関心を持っている研究について教えてください。
    僕の専門領域は、教育学です。とくに後期中等教育と青年期教育を専門としています。具体的には、社会的排除のリスクの高い若者に対して、学校(教師)ができること・できないことは何か。できないことについてはどのような多職種連携・協働ができるのかといったことを研究しています。日本では定時制高校や通信制高校、ヨーロッパではフィンランドやドイツのオルタナティブ教育を展開している学校をフィールドにしています。
  • ゼミ活動について教えてください
    保健体育教員を目指す学生たちが多く集まるゼミなので、若者が生きられるリアルな世界(とくに子どもの貧困)を理解し、そこから浮かび上がる教育的課題を発見し、その解決のためにどのような教育制度や実践が必要なのかを研究することを目的にしています。そのために、前の大学でもおこなってきた国内外の学校教育や社会教育の現場をフィールドワークする調査を経験してもらおうと考えています。
  • 今年はどのようなゼミ調査を計画しているのでしょうか
    夏休みを利用して、7日間かけて北海道内を横断して、5つのタイプが違う学校(都市部の多部制定時制高校、北海道で一番自由な教育を行う私立小学校、へき地にある小規模中学校、スポーツに力を入れている私立の高等支援学校、水産科と普通科がある高校)を実地調査する計画を立てています。大きなテーマとして「学校教育や教員の意識がどのように学校が設置されている地域性と関連しているのか」を設定して、あとは学校の独自性にあわせた調査をしていく予定です。
  • 長い調査旅行になりますね
    ゼミ合宿の話が出たときに、来年教育実習に行くゼミ生たちは、体育の授業を見てみたいという声が多かったんです。北海道には教員をしている教え子がたくさんいるのでいくつか学校をゼミ生に紹介して検討したところ、6泊7日、札幌から知床までの旅程となりました。移動途中で網走監獄、北方民族博物館、知床自然センターなどの訪問も企画しています。
  • 気をつけて行ってきてください
    はい、安全に配慮して行ってきたいと思います。きっと道中、いろいろなハプニングが起きると思います。ゼミ生同士もまだじっくり語りあえるような関係でもないので、この調査を通して学びあえる関係に発展してほしいと思っています。何より、現地の人たちと出会い、話を聞きながら、自分の世界観が広がるような機会になってほしいと願っています。
  • ゼミ活動の様子
  • ゼミ活動の様子
  • 最後に、学生の皆さんへのメッセージをお願いします
    この4年間の大学生活では、自分の知らなかった世界と出会い、他者と出会い、そして自分自身と出会いなおす学びができる機会と時間が与えられています。それらをどう活かしていけるのかは、自分の意識と行動にかかっています。僕も含めて大学教員には、そうした出会いを広げる方法やネットワークをもっています。ぜひ、それを活用して充実した大学生活を送ってください。

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