MENU
アクセス
  1. トップ
  2. 学部・研究科レポート
  3. 推し活とストーカー

学部・研究科レポート

お気に入りのアイドルやキャラクターを応援する活動は、「推し活」として一般的に認知されるようになってきました。昔は、テレビに出演しているような有名人が「アイドル」と呼ばれていましたが、近年は、「地下アイドル」など、身近に感じられるアイドルが増えてきています。

アイドルが身近に感じられるようになると、その分、思い入れが強くなる場合があり、一部のファンが、ストーカー行為を行うケースも見られるようになってきました。

ストーカー行為等の規制等に関する法律では、ストーカー行為は、「同一の者に対し、恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、恋愛感情等の対象者又はその配偶者等に対して、つきまとい等の行為を反復してすること」とされています。推し活では、一方的に恋愛感情を持ったり、恋愛感情が満たされないと感じたりしやすいという点で、ストーカー行為につながりやすい要素を持っていると言えます(もちろん、大半のファンの方は健全に推し活を楽しんでいます)。

ストーカーの心理に関しては、ミューレンら(2000)によるストーカーの5分類をはじめ、さまざまな研究が行われていますが、ストーカー行為の内容も、ネットストーカーと呼ばれるタイプが現れるなど、時代による変化が見られるため、今後も研究が進められていくものと考えられます。

学部レポート

    PAGE TOP