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学部・研究科レポート

「推し活」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。「推し活」とは、自分の好きなアイドル・歌手・俳優・声優・アニメキャラクターなどを「推し」とし、応援することを指します。最近では「友達推し」といった新しい形の推し活も見られるようになりました。

こうした多様な「推し活」はマーケティング、特に消費者行動論の分野では「応援消費」という概念から説明されます。「応援消費」という言葉自体は以前から存在しており、特に被災地支援の文脈で広く世間に認知されました。この言葉には多様な意味が含まれています。また、熱狂的なファンの心理を説明するために「超高関与」という概念もあります。このように日常的な言葉の背後には様々な考え方や議論が存在します。

経済経営学部の卒業生の中には、韓流アイドルグループを推す熱狂的なファンを対象に、「超高関与」の考え方を用いて卒業論文を作成した人がいました。熱狂的なファンのX(旧ツイッター)の投稿に対しテキストマイニングを用いて分析し、さまざまな特徴を明らかにしました。

大学での学びは、自身が興味のある日常的に触れる言葉や出来事をテーマにし、それをさらに深く探求することを可能にしていきます。
原稿執筆者:経済経営学部 准教授 山崎 義広

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