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学部・研究科レポート

2024.09.10

オリパラの斬新なデザインからヒントが・・

今回のフランス・パリでのオリンピック・パラリンピックでは、非常に斬新なピクトグラム(絵文字)が使用されていました。気がついた方も多かったかもしれませんが、各競技の用具や試合コートの形などが基本的に一対になっているデザインが多く、慣れない目で見ると一見分かりにくいピクトグラムでした。しかし、その一対等のデザインをよく見ると、なるほどそうかと思えます。例えば、下図の右上の柔道ですが、柔道着と試合場がデザイン化されています。競技の特徴やオリジナリティーを尊重させ、実際の使い方にも多様性を持たせ、大きさや装飾的な使用等に柔軟に対応できるものにしているそうです。
2024年パリオリンピック・パラリンピックでのピクトグラムの例(全47競技のうちの12競技のみ)
ところで、皆さんはこの図の他のピクトグラムを見て何の競技か分かりますか。よく知っている競技だと分かるかもしれませんが、よく見ても分からない形のデザインもあります。ちなみに、パラリンピックでは全23競技のうちの8競技のピクトグラムがオリンピックと共有されています。これまでスポーツをする人の形と競技の用具などが組み合わされたデザインに慣れてきた世界の人々にとって、今回のオリパラのピクトグラムは非常に斬新なデザインだったことでしょう。以前のピクトグラムと今回のピクトグラムを比較することから、世の見慣れてきたものをもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
原稿執筆者:メディア情報学部 教授 城井 光広

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