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学部・研究科レポート

「法心理学」ゼミ(担当は山崎 優子准教授)では、司法のさまざまな問題を心理学の観点から検討する「法心理学」研究の理解を深めています。
2年生のゼミでは、これまでに発生したえん罪事件を取り上げて、その原因を考察していきます。 先行研究を読むこと、関連するビデオを視聴することに加えて、下記のような体験も取り入れています。
目撃証言の信頼性が争点となったケースでは、情報の聴取方法について確認します。次に、正確な情報をより多く得るのに有効な司法面接の理論と方法を確認します。そして目撃者役と面接者役に分かれ、目撃者役は模擬の窃盗事件をビデオで視聴し、面接者役は司法面接にもとづいて目撃者役から事件内容を聴取します。もちろん適切に司法面接を行うのは難しく、十分な訓練が必要になりますが、そのことを理解するのも重要だと思います。
自白供述の信頼性が争点となったケースでは、模擬事件の被疑者に対する取調べ映像を視聴、あるいは同一の取調べ内容から作成された供述調書を読み、自白の任意性や信頼性を判断します。自分たちが下した判断を確認すると、同じ供述内容であっても、提示媒体(ここでは映像 vs. 供述調書)が異なれば、上記の判断や被疑者に対する心証は異なることがわかります。

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