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学部・研究科レポート
2024.06.07
東京証券取引所を訪問しました―学部デー施設見学‘23(8)
2023年度、法学部1年生は、今年の学部デーの一環で、さまざまな施設の見学に行きました。そのうちのひとつが、東京証券取引所です。
東京証券取引所は、日本の株式会社の3900社余りが上場されている取引所です。施設の歴史・現状の説明を聞いたり、投資体験シミュレーションへ参加したり、充実した見学をすることができました。

参加した法学部1年次生(2023年度)の中井 萌さん(東京都立中野工科高等学校出身)のメッセージを紹介します。
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今回の見学の内容を教えてください
東京証券取引所では、施設見学と株の売買体験の2つを行った。
施設は日本橋兜町にあり、建物は特徴的な見た目をしていて綺麗だった。施設内には大きなモニターと、「マーケットセンター」と呼ばれる大きな透明で筒型のものが置かれており、取引されている株式は、全てその部屋で確認できるようになっていた。見ることは出来なかったが、その上の階にはオフィスがあり、約800名の職員の方が働いていると伺った。
「マーケットセンター」の上部には細いモニターが輪型に設置されており、その瞬間に取引された株式を見ることが出来た。株の売買体験はゲーム方式で行い、元本1000万円からどこまで増やすことができるのかを競うものだった。
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今回の見学のなかで、一番楽しかったことは何ですか?私が一番楽しかったのは、株の売買体験だ。ゲーム方式で学ぶことが出来たから、株式の取引がどのように行われていて、バイヤーたちがどのような考えでいつ動いているのかを理解できたことが、1番学びに繋がったと思う。私はこのゲームで、元本1000万円から始めて130万円プラスにすることができて、株取引の楽しさを知ることができた。元々株式の売買について、授業では習っていたけど実感したことがなかったから、株価の上がり下がりがあることは知っていても、その幅がどれだけ自分のリスクになるかなど、短いゲームの間にも、ひやひやしながら感じることが出来て、面白いと感じた。
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今回の見学全体を通して
株取引は、大きな会社になればなるほど自分では買えないくらいの高値で取引されていたり、逆に小さな会社は元手こそ小さいものの、安定しなかったりと、軽く手を出せるようなものではないと感じた。ただ、大人の世界の話だと思っていたけど、明らかに手が出せないほど高みのものでもないのではないとも思えたから、いつか働き始めて余裕ができたら、動向を見ながら買ってみたいと思った。
また、株自体の動きを見ることで、日本国内や世界の景気を読み取ることも出来るから、今後はそういう情報なども積極的に取り入れてみたいと思った。よく知られた大企業でも株価は伸び悩んでいたり、知らない企業が大きく成長していたりと、普段生きているだけでは見えない景色まで見える株式のシステムを、忘れず生活に活かして行けたらいいと思う。



学業や進路選択にも役立ちます
法学部では、通常の授業で法律や政治その他の分野を学ぶとともに、今回の「学部デー」の社会見学のように、学業や進路選択にも役立つ行事も行っています。