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学部・研究科レポート
犯罪心理学専攻のAさんが、2024年度の科捜研(科学捜査研究所)採用試験に合格されました。快挙を成し遂げられたAさんにインタビューを行いましたので、その内容をご紹介します。大学院への進学を考えている方、科捜研への就職を視野に入れている方、是非参考になさってください。
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科捜研を目指した時期と目指した理由を教えてください修士1年の10月ごろに、科捜研で活躍されている方の特別講義を受講してから、科捜研に興味を持つようになりました。自分が培ってきた心理学の知識を活かせる職業であること、犯罪捜査の一端を担うことに魅力を感じ、科捜研の職員になることを目指しました。
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試験対策(いつから、どのような勉強をどのくらい)を教えていただけますか修士1年の10月あたりから本格的に勉強を開始しました。
教養試験に関しては、数的処理を重点的に勉強していました。具体的には、問題のいろんな解法に触れ、自分に合ったものを見つけ、その解き方を身に着けるまで復習することを行っていました。専門試験に関しては、いろんな心理学の専門書を読んで勉強していました。概念や理論だけでなく、それの具体例、実験の手続きなども学習し、より深く理解することを心がけていました。
面接試験にあたっては、大きな声ではきはきと話すことを意識しました。面接の場では、緊張して話す内容が上手くまとまらないことがありましたが、それでも声の大きさは維持していました。また、姿勢や動作も意識しました。ながら動作を行わず、一つ一つの動作を丁寧に行っていました。
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どのような院生生活を送られましたか自分の代は、犯罪心理学専攻は私一人だけだったため、心細い気持ちがありましたが、臨床心理学専攻の方と関わりがあったため、何とかやっていけました。一緒に授業を受けたり、公務員試験の勉強を共にしたりするなど、皆で過ごす時間は楽しかったです。忙しくて大変な時もありましたが、実りある時間だったと感じています。
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将来の希望についてはいかがですか採用試験に合格し、科学捜査研究所の職員になることができました。犯罪捜査の一翼を担うことを意識し、常に責任感を持って行動しようと思います。専門職としてまだスタートラインに立った段階なので、日々自己研鑽に励み、専門知識や技術を身に着けたい所存です。
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犯罪心理学専攻を目指す人へのアドバイスをいただけますか純粋に、なぜ人は罪を犯すのか知りたい、と考えている人にとっては、犯罪心理学は大変興味深い学問だといえます。将来なりたい職業が見定まってなくても、自分が感じた疑問を解消しようとする姿勢があれば、大学院に進学する意義は十分にあると思います。あまり深く考えすぎず、気になったことを調べたいから大学院を目指そうというスタンスでもいいと思います。
すべての質問に丁寧にご回答いただきまして、本当にどうもありがとうございました。
今後のご活躍を心よりお祈りしております!
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