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- 身近な話題から考える刑事法・刑事政策―法学部の授業紹介’23 (4)
学部・研究科レポート
自ら問題を探求し、考え、発表とディベートにより深化させる
このゼミでは、身近な話題を通じて刑事法・刑事政策の現代的課題について深く考えます。社会人としての基礎及び応用能力を身につけるとともに、自ら探求した内容をもとに卒業論文(ゼミ論文)を作成することが最終目標です。
ゼミ生は、刑事法・刑事政策の現代的課題に関する26本のテーマについて、毎回、グループ発表を行います。ゼミ生相互のディベートや担当教員からのコメントなど、アクティブラーニングを通じて現実の課題を探求していきます。3年次が終わる頃には、幅広い視野と分析・実践能力が身につくようになっています。
ゼミ生は、刑事法・刑事政策の現代的課題に関する26本のテーマについて、毎回、グループ発表を行います。ゼミ生相互のディベートや担当教員からのコメントなど、アクティブラーニングを通じて現実の課題を探求していきます。3年次が終わる頃には、幅広い視野と分析・実践能力が身につくようになっています。
刑事法・刑事政策の現代的課題とは
刑事法の現代的課題は、日本社会の変化、グローバル化、急速に進むICT化等によって、多様化・複雑化しています。そのため、刑事法を核としつつ、関連法や領域、広く社会政策も踏まえた多機関・多職種連携の下での課題への取組が求められています。また、ミクロ(家庭・学校・職場)、メゾ(地域社会)、マクロ(国政)の各段階に応じた検討が不可欠です。
例えば、児童虐待の問題に取り組むためには、保健医療、学校、福祉などが連携した早期発見に始まり、警察を始めとする刑事司法機関や家庭裁判所と連携した対応も必須です。そして、この課題を組織的・体系的に解決するため、児童虐待防止法の改正などの法整備と国・地方公共団体レベルの施策の具体化が必要となります。
例えば、児童虐待の問題に取り組むためには、保健医療、学校、福祉などが連携した早期発見に始まり、警察を始めとする刑事司法機関や家庭裁判所と連携した対応も必須です。そして、この課題を組織的・体系的に解決するため、児童虐待防止法の改正などの法整備と国・地方公共団体レベルの施策の具体化が必要となります。
