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- 犯罪心理学専攻に入学して~修士1年生の声~
学部・研究科レポート

2023年度は、心理学研究科犯罪心理学専攻に2人が入学しました。入学して2か月が経過した現時点での授業や研究への取り組み、そして大学院生活について、修士1年の2人にご報告いただきました。
興味深い知識や貴重な経験をこの2年間で
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大久保 早織(別府大学 文学部 人間関係学科 卒業)
私は将来、法務技官になりたいと思い、犯罪に関する様々な専門 知識を得ることもできる犯罪心理専攻を志望しました。
授業形式は、先生から配られるプリントや教科書の予習をして、予習内容を発表、少し噛み砕いてディスカッションを同じ専攻の仲間や先生とすることが多いです。
論文や英文、本、教科書など、毎日必ず何かひとつは文献を読まなければならない日々が続いて大変な思いをしていますが、読むことで今まで自分の中にはなかった新しい視点や、知らなかった制度を知ったり、今まで言葉は聞いたことがあっても中身は知らない言葉を理解できたり、読む前と読んだ後で180度気持ちが変わることもあります。
犯罪心理学を専攻して本当によかったと思えるくらい授業内容も興味深く、面白いものばかりです。発表後にディスカッションをすることで、専門知識だけでなく、現場にいた先生方の意見や今までの経験を聞くことができて、教科書だけでは学べないような実情を知ることができるのもいい経験になっていると思います。
また、法務省などで開催されるインターンシップの案内、ボランティアの紹介、求人情報が定期的にメールで届くこともあります。今年度は、夏に刑務所や保護観察所、更生保護施設などに実習に行く予定で、こうした機会を通して、進路についての情報もたくさん知ることができます。
2年間という短い時間に色んな経験を積んで、自分の志望する道に就けるように、犯罪心理学という広い分野の知識を詰め込めるだけ詰め込んでいきたいと思います。
より深い興味の探求を目指して
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廣瀬奈々子(昭和女子大学 人間社会学部 心理学科 卒業)
私は大学進学前から犯罪心理学に興味があり、学部時代はあまり犯罪心理学関連の授業が無かったためより深く学ぶために本専攻に進学を決めました。
修士課程の授業では、受け身の授業ではなく自分から興味を探究し学びを深めるという姿勢が非常に重要であると日々感じています。ほとんどの授業で毎回のように発表があり、大変な反面、学部時代とは比べ物にならないほど1度の授業で得られる知識や知見が増えました。
課題や授業準備とアルバイト・趣味等の私生活を両立させるのは大変ですが、毎日非常に充実した日々を過ごしています。
この1ヶ月はあっという間に過ぎてしまい、これから進路活動等も含め、まだまだ沢山のことをやらなくてはならないと思うと不安な気持ちになることもあります。
ですが、2年後の自分が今より成長できているように今できることを着実にこなして悔いのない大学院生活を送りたいと思います。