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学部・研究科レポート
今年4月に新しく3名の先生がメディア情報学部に所属となりましたので、先生方の魅力について色々と聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。

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はじめに、専門分野を簡単に教えてください。
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船場船場ひさお(ふなば ひさお)と申します。私は「音環境のユニバーサルデザイン」を専門としています。子どもから高齢者まで、耳の聞こえに不自由を感じている人や、目の見えにくい人など、あらゆる人にとって居心地が良く使いやすい音環境とはどんなものか研究しながら、実際にデザインする活動も行っています。
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小川小川真理子(おがわ まりこ)です。ドキュメンタリー映像を中心に制作をしてきました。映像の力って何だろう…そのようなことを模索し研究しています。
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舘舘秀典(たち ひでのり)です。メディアやネットワークを教育に効果的に生かすにはどうしたらよいか、何ができるかを模索しています。情報化で不要となり失われていく人の能力にも着目しています。
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これまで、どんなことをされてきたのでしょうか?
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船場大学では音響学を広く学びました。その後社会に出てからは、音で空間をデザインすることを中心に、大学で学んだことを活かして様々な仕事をしてきました。
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小川メディア系の会社で働いた後にアメリカで映像を学び、名古屋の大学で10年ほど教員として勤務しました。
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舘研究員や商社系シンクタンク、ITベンチャー企業などを経て教員になりました。調査研究やSEなど様々な仕事をしてきました。
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今ご専門とされている分野での活動を教えてください。
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船場最近は特に保育施設など、子どものための環境デザインを中心に、保育者や建築設計の専門家とコラボレーションしたり、セミナーやワークショップを企画・運営するなど、様々な活動をしています。
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小川映画や様々な映像表現は、ある時代や人々の暮らしを強く映し出し、世界を超えて観る人の心をつかむ力があります。そのような映像の力って何だろう…そのようなことを模索し研究しています。現在の多様な表現媒体を考慮した映像表現にも挑戦したいと考えています。
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舘専門職の方の気づきや暗黙知に注目して、可視化し表出することで教育に役立てるにはどうしたらよいか取り組んでいます。保育士や教員の質の向上や人員不足に役立てられることを期待しています。
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今のイチオシを教えてください。
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船場私のイチオシは、プロ野球 千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手です。岩手大学に勤めていた時は朗希投手の出身地である陸前高田や大船渡にも何度も行きました。あの場所で辛いことも楽しいこともたくさん経験したであろう朗希投手がWBCで大活躍するなど、本当に頑張っているのを見ると、とても嬉しいですし、心から応援したくなります。
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小川家の窓からトンビがのびやかに飛んでいるのを眺めること!娘と、「トンちゃん」って名前をつけて喜んでます。
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舘ドライブと温泉ですかね。コロナも落ち着いてきたようですので、色々なところに再び出かけられるのを楽しみにしています。
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学生時代にやっておいてよかったことは何でしょうか?
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船場学園祭の「空間構成」というプロジェクトで、学科も学年も違う人たちと協力して、やりたいことを形にする体験をしたことです。自分がやりたいことを言葉にして周りに伝え、とにかく身体を動かして一つのことをやり遂げた経験は、社会に出てからとても役立ちましたし、自信にもなりました。
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小川勉強以外にも、好きなことに時間をいっぱい使ったことと、留学をしたことです。それまで知ることのできなかった、色々なものの見方があるということを身をもって経験することができました。研究の面でも、生活をする上でも現在の私を支える力となっているように思います。
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舘興味を持ったら寝る時間を割いてでも気が済むまでやったこと。とにかく出かけて実際に色々と体験することでした。人に会ったり、現場に見に行ったりすることももちろんですが、その過程においても学んだことは多かったように思えます。
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最後に、メディア情報学部で音響や映像、情報分野を学びたいと思っている学生にメッセージをお願いします。
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船場音響という分野は、エンターテインメントはもちろん、教育・建築・福祉・社会・デザインなど、私達の生活を取り巻くあらゆる分野に深く関連しています。「音」は、実はどんな分野においてもなくてはならないものなのです。メディア情報学部では、音・音楽をどう聴き、感じ取るかという基本的なことから、実際に音をデザインすることまで幅広く学びます。ぜひ一緒に奥深い音響の世界を勉強してみましょう。
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小川大学での学びは、作品制作はもちろんのこと、課題のレポートや授業のまとめを文章で書くときにも、自分の考えを主張したり自分を表現したりできる場がたくさんあります。授業の内容に耳を澄ませて、そしてどんな機会もとらえてみなさんの考えを表現してみてください。
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舘とにかく多く本を読む(Webではなく紙で)こと、専門か否かにかかわらず少しでも興味を持ったら何でもやってみること、人脈を作ることをお勧めします。知識や経験はどう生きるか、後になってみないとわからないものです。幅広い知識は大切です。自分の周辺だけでなく外に向かって動いてみてください。