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2018.10.04
「平成30年度子ども大学はんのう」4日目を行いました
9月29日(土)午前10時から「平成30年度子ども大学はんのう」(飯能市教育委員会、飯能商工会議所、飯能信用金庫、駿河台大学共催)の4日目を開催しました。
今回は飯能市教育委員会生涯学習課文化財担当による【ふるさと学/飯能市の縄文時代を学ぼう~見て触れて考えよう~】の講義を行いました。
前半は、遺跡発掘調査の様子や出土品の写真を見たり、実際の土器や石器に触れながらその使い道をクイズ形式で発表しあったりして「発掘調査でわかった飯能の歴史について」の講義を聴講しました。飯能市には176か所もの遺跡があり、その多くは人類史上最も長い歴史のある縄文時代の物であり、地形や気候の影響を大きく受けたことなどを学びました。
後半は、体験学習「縄文時代の道具を使ってみよう」です。石器を使って固い木の実を砕いたり、肉を切ったり、土器の模様を黒墨で和紙に写しとり、その模様から作られた地域を特定したり、様々な道具を交代で使って、昔の人々の暮らしを体験しました。多くの学生は先生方の話を真剣に受け止めて、すぐに上手に道具を使いこなしていました。
全体をとおして、自然の中にある物を有効に活用した昔の人々の知恵や工夫に感心し、その一歩一歩の努力が現代人の今の暮らしに受け継がれてきた歴史の重みを体感した貴重な一日となりました。
さて、何に使われていた道具でしょうか?
飯能市にも先人の痕跡(遺跡)がたくさん!
土器の模様を和紙に写す、細かな作業も頑張ります!
固い"トチノミ"を石器で砕いてすりつぶす様子