教員の持つ専門性を活かし、優れた研究成果を社会に還元することは、大学が果たすべき重要な使命の一つです。本学では、これまで、学部・研究科等の理念や目的をふまえた上で、研究活動を組織的に行うために、附置研究所・研究センターとして、比較法研究所、教養文化研究所、経済研究所、文化情報学研究所、教育研究センター及び地域創生研究センターをそれぞれ開設し、定期的な研究紀要の刊行、公開講演会やシンポジウムの開催、研究プロジェクトの推進などを通じて、本学における人材の育成と社会貢献に大きな役割を果たしてきました。
そして、現在の変動著しい社会の中では、研究を通じた地域や社会への貢献もより一層迅速でフレキシブルな対応が求められており、時代に即応した研究分野やテーマの設定が不断に行われる必要がある時代になっています。
こうしたことから本学では、2021年4月に既存の複数の研究所を発展的に改編し、「駿河台大学総合研究所」としてリニューアルしました。この研究所の下には、新設と改編が柔軟に可能となる3つの研究部門(教育・AI・データサイエンス部門、地域研究部門、教養文化研究部門)を設置し、それぞれの研究部門が時代の潮流に沿ったテーマはもとより、広く社会や学生のニーズに応じた研究を推進することがこれまで以上に可能となる仕組みに生まれ変わりました。さらにそこでの研究活動とその成果は、本学の中期計画とそれに基づくアクションプランに依拠して評価・検証を行い、不断の改革・改善を行うことを通じて、大学の担うべき社会的機能を果たしていきたいと考えています。
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