法学部 法学部からのお知らせ

学生防犯リーダーの表彰式が執り行われました

2016/07/09その他

 本学では、警察官志望者を中心として多くの法学部生が学生防犯リーダーとして活躍していますが、5月18日(水)に飯能警察署にて、昨年度とくに積極的に活動に取り組んだ学生に対し表彰式が執り行われました。当日は、飯能警察署長より受賞者の学生一人ひとりに対し表彰状が手渡されました。今回は、表彰された学生の感想を紹介いたします。

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法学部法律学科4年 高橋健太

茨城県私立常総学院高等学校出身

 私は2年次から防犯リーダーとして、飯能駅前でのビラ配りや交通安全運動の出陣式など様々な活動に関わってきました。

 それらの活動の中で最も印象に残ったのは、少年非行を予防するための地域巡回活動です。この活動は、カラオケボックスや人目に付きにくい場所などを実際に歩き、少年が飲酒・喫煙などの非行行為をしていないか、見回りを行うものです。活動中に神社裏で煙草の吸い殻を発見したことがありましたが、実際に以前ここで喫煙を行っていた少年を補導したことがあるということでした。

 このような活動に携わる中で驚いたのは、少年非行はとても身近なところで起きているということです。犯罪や少年非行は、多くの人にとっては「非日常」的な事柄かもしれませんが、実はそれらは私たちの「日常」の生活圏のすぐそばで行われているケースが非常に多いのです。裏を返せば、それらが私たちの身の回りで起きていることだからこそ、私たちは強い関心を持ってその防止に取り組まなければならないのだと改めて思いました。

 また、少年非行を繰り返していると、いわゆる不良グループと関わりを持つようになり、一層大きな犯罪を行うことへの抵抗感が次第になくなっていきます。その意味で少年補導活動は、早い段階で犯罪の芽を摘むことにより少年の明るい未来を守り、将来起こるかもしれない重大な事件・事故を未然に防ぐ上で、とても重要な活動であると実感しました。

 防犯リーダー活動に携わるなかで、いままでならそれほど気にならないような些細なことにも目を配るようになりましたし、犯罪や少年非行などの社会問題を解決するために自分なりにあれこれと考えを巡らせる癖がつきました。防犯リーダー活動での貴重な体験や、この活動に参加したことで身についた力を、きっと将来役立てたいと思います。

 最後になりますが、今回このような形で私たちを表彰していただき、有難うございました。また、飯能警察署の方々は、社会経験も少なく未熟な私たち学生に、地域防犯に携わる貴重な機会を与えて下さいました。防犯リーダーを代表して心よりお礼申し上げます。

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